10/10
Scene 10
「ごりょーさい? って何です?」
「生きとし生けるものに感謝し、亡くなったものの冥福を祈る儀式の事です。みたままつりとも言いますじゃ」
――みたままつり。なるほど御霊祭か――
「その御霊祭で俺に何を?」
「神様には口上をお願いしたいのですじゃ」
「口上っていうと?」
「此方に今までの御霊祭で読み上げていた物がありますのじゃ」
言葉と共に差し出されたのは、本。開いて見れば、びっしりと何かが書いてある。書いてあるのは判るが、解らない。
「翁、俺には読めないです」
「矢張……大丈夫ですじゃ。今から神様に読める様に、写させますので」
――長老、~じゃに違和感しか無かったんだけど、やっぱ無理して年長感出してんじゃ……? つか、このミミズ文字何??――




