ミラーワールド 異世界への干渉三体の竜(仮)
仮投稿。
まだまとめてないので、視点がちょくちょく切り替わります。
ジダイガ
『暇だ』
リアルワールドにも行った時には酷い目にあったしな。
ジダイガ
『違う世界とミラーワールドを繋げてみるか』
繋げるならフェシオダにするか、トレイトがどんな反応をするか楽しみだ。
ジダイガはとある世界とこの世界を結ぶ巨大な穴を作りだした。
***
アルス
『ドラドー、ラウー。こっちにこーい』
アルスが龍人とラウを呼んだ。
ラウ
《どうしたの?・・・って何?これ・・・》
そこには空間に巨大な穴が開いていた。
龍人
「アルス。なんなの?これ?」
アルス
『我にもよくわからん・・・さっきいきなり出来始めたのだ』
龍人
「へ?」
非常にとぼけた返事だ。
ラウ
《とりあえず、何があるか分からないから下がってましょう?》
龍人
「そうだね」
アルス
『うむ』
そして俺達は、その巨大な穴を見つめていた・・・
***
ジダイガ
『世界を繋げるなど他愛もない』
とりあえず穴の先にいくか・・・
巨大なドラゴンがいる・・・しかも数体。
ジダイガ
『面白い!貴様らをミラーワールドに招待してやろう!』
ドラゴン達の足元の空間に穴を空けミラーワールドへ落とす・・・
***
俺達はしばらく空間に生まれた巨大な穴を見ていた・・・
龍人
「何も起きないね・・・」
アルス
『そう・・・だな・・・』
そう思い始めた次の瞬間だった
龍人
「っ! うわっ!!!」
アルス
『なっ!!!!』
ラウ
《キャッ!!!》
突如足元に巨大な穴が生まれた。
そして俺達はその穴へと落ちていった・・・
***
ジダイガ
『貴様らをミラーワールドへ連れて行ってやろう』
とりあえずドラゴン達に空間の狭間で会話をしてみるか
***
落ちていく途中で黒い服を着た人間(?)と出会った。
そいつはいきなり
「貴様らをミラーワールドへ連れて行ってやろう」
と言った。するとアルスが
アルス
『ふざけるな! 我らを今すぐ返せ!! いったい貴様は何物なのだ!!!』
龍人
「そうだ。」
***
アルス
『ふざけるな! 我らを今すぐ返せ!! いったい貴様は何物なのだ!!!』
全く、礼儀がない。少し落ち着け。
ジダイガ
『セイ・ジダイガだ、ただの人間を警戒することはなかろう?それよりも、違う世界を見てみないか?』
この中に好奇心の強い元人間がいる、きっと話に乗るはずだ。
***
その人間は『セイ・ジダイガ』と名乗った
龍人
「違う世界?」
俺は、見てみたい。そう思ったが、アルスがジダイガという人を睨み付けている。
どうしたらいいだろうか・・・
ラウ
《あら?違う世界?面白そう》
どうやらラウも興味を持ったようだ。
それを見ていたアルスはため息をついて、ジダイガを睨むことをやめた。
アルス
『どうやら、ドラドとラウが興味を持ってしまったようだな。仕方ない・・・』
龍人
「えっ?アルス。いいの?」
アルス
『あぁ・・・』
龍人
「やった!じゃあ、とりあえず自己紹介が先だね。俺はりゅ・・・じゃなくてドラド。よろしくジダイガ?さん」
ラウ
《そうね。私はラウ。よろしく》
アルス
『・・・わ、我はアルスだ・・・』
***
ジダイガ
『貴様の名前は龍人だろ?空間の支配者である私に嘘は無駄だ。契約の瞬間を見ていたからな。まあいい、私は漆黒と空間を支配する黒族だ』
***
龍人
「なっ!!」
ジダイガは的確に俺の名前を当てた。なんでわかった?契約の瞬間を見ていた!?黒族ってなんだ!?
・・・考えても仕方ない。
龍人
「その通りです。俺はドラドじゃなくて黒杉龍斗です」
その後アルスとラウを見た。2匹は、俺の名前が分かったことに驚いていたのか、はたまた黒族ということに驚いていたのか、あんぐりと口を開けていた。
***
龍人
「その通りです。俺はドラドじゃなくて黒杉龍斗です」
ジダイガ
『自己紹介は終わりだ、では、落ちろ!』
空間を捩曲げドラゴン達をフェシオダに送り込む。
リード視点
リード
『何だこいつは・・・』
目の前で空間が割れてドラゴンが三体現れた。
リード
『暴れられては敵わん。雷魔法』
とりあえず、痺れさせようか。ドラゴンに雷の塊を投げつけた。
***
ジダイガ
『自己紹介は終わりだ、では、落ちろ!』
龍人
「えっ?落ちろって・・・っ!うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
そうして俺達は空間から脱出した。というか放り出された?
『雷魔法』
すると何者かがいきなり雷の塊をこっち目掛けて放った。
龍人
「くそっ!火炎球!!」
そうして俺はその雷を相殺した。
***
龍人
「くそっ!火炎球!!」
サンダーペインを相殺するだと?
リード
『風魔法』
風で切り裂いてやる!
テルトス
『トレイト・リードさん物騒ですよ?虚撃』
風の刃は奇妙な壁に阻まれてしまったか。
テルトス
『私はワー・テルトス。大丈夫ですか?ドラゴン達よ』
***
リード
『風魔法』
今度は風かよ。くそっ、厄介だ。
そうして俺はブレスをしようとした。
すると・・・
テルトス
『トレイト・リードさん物騒ですよ?虚撃』
そう言うと、風の刃が奇妙な壁に挟まれ消えた。
テルトス
『私はワー・テルトス。大丈夫ですか?ドラゴン達よ』
龍人
「え?あ、えぇ。まぁなんとか・・・」
それよりもリードとか言うあいつに文句を言ってやりたい。
龍人
「いきなり何すん・・・」
そう言おうとしたらアルスが話し出した。
アルス
『おい!そこのリードとか言うやつ。なぜ我らに攻撃を仕掛けた。我らは何もしておらぬではないか』
***
アルス
『おい!そこのリードとか言うやつ。なぜ我らに攻撃を仕掛けた。我らは何もしておらぬではないか』
リード
『危険生物は全て排除だ!』
テルトス
『話しにもなりませんね・・・。』
リード
『私の使命は危険を排除するだけだ!テルトス!お前も危険人物として逮捕する!』
テルトス
『不毛な言い争いは嫌いです。ドラゴン達よ、今から違う場所に転移しますがいいですか?』
***
龍人
「(あぁぁ・・・知り合い同士でもめだしちゃってるよ・・・)」
テルトス
『不毛な言い争いは嫌いです。ドラゴン達よ、今から違う場所に転移しますがいいですか?』
龍人
「別に俺達は構いませんが・・・。なぁ、アルス、ラウ。」
アルス
『うむ』
ラウ
《別にいいわよ》
***
リード
『待て逃げるな!』
テルトス
『無駄ですよ?魔法』
着いた先は世界ノズィンダ。枯木と空を覆う雲が雷で時々光る光景しかない世界だ。
テルトス
『あなた達は何者でしょうか?』
***
テルトス
『あなた達は何者でしょうか?』
龍人
「俺達は見ての通りドラゴンだよ。ただ、この世界の住人じゃないけどね。なんか、『ジダイガ』って言う人がこの世界に連れてきてくれたんだけど・・・。あ、俺はドラド。よろしく」
ラウ
《私はラウよ。よろしく》
アルス
『我はアルスだ。よろしくな』
***
テルトス視点
テルトス
『私達の仲間にもテールという種族のドラゴンがいるのですよ。来なさいレル』
それにしても、ジダイガは何を考えているのか・・・。奴はただの黒族ではないはずなんだが・・・
疾風の様に空から凄いスピードでレルが現れた。
レル
『初めまして、我が名はラウル・レル。異世界の竜達よ驚かれただろう』
テールは身体の大きさは人間と変わらないうえに二足歩行をするため普段はローブで身体全体を隠し人間に紛れている者もいる。
テルトス
『何か聞きたい事でもありますか?』
***
テルトス
『何か聞きたい事でもありますか?』
龍人
「う~ん・・・とりあえず、『ジダイガ』って人が『ミラーワールド』って言ってたんだけど、どういう所なの?ここは 」
***
テルトス
『この世界、ミラーワールドは現実で生きる事の出来ない者達が創った空想の世界』
レル
『現実の世界とは違いこの世界には人族、つまり普通の人間は住んでいない。我は外見でわかるがテルトスも地面に足をつけていないだろ。簡単に言うなれば、非常識だ』
テルトス
『私が浮いて行動するのは・・・』
地面に落ちていた石に手を触れると石は消滅した。
テルトス
『私に触れた物体は全て消滅してしまいます』
***
テルトス
『私に触れた物体は全て消滅してしまいます』
龍人
「わぁ!!」
テルトスが触れた石が綺麗に消えてしまった。
アルス
『要するにここは常人が住んでいないという訳だな。そして、それぞれが何か理由があってこの世界にいる。そういうことだな?』
さすがはアルスだ。解釈が早い。一方ラウは・・・
ラウ
《この世界すごーい! あら? こんなもの見たことないわ!! すごーい!!!》
・・・小学生かよって感じに騒いでる。とりあえずほっとこう。
***
テルトス
『実際には過去話で、このような現状が今この世界の常識になっていますが・・・』
レルはやたらと苛立っているな。
レル
『ラウとやら、少し落ち着かんか』
***
ラウ
《え?あっはい!ごめんなさい。珍しいものがいっぱいでつい・・・》
龍人
「(『つい・・・』じゃないよ。まったく・・・)」
アルス
『(莫迦かラウは・・・。やれやれ・・・)』
とりあえずラウは落ち着いた。
龍人
「すみません。話続けてください」
***
龍人
「すみません。話続けてください」
テルトス
『覚えていて欲しいのはこの世界があまり平和では無いことだ』
レル
『黒族ではない貴様らは死なないように精々気をつける事だな』
***
レル
『黒族ではない貴様らは死なないように精々気をつける事だな』
精々って・・・。
そう思っているとアルスが話し出した。
アルス
『すまない。我らは、これからどうしたらいいのだ?』
***
アルス
『すまない。我らは、これからどうしたらいいのだ?』
ああ、そういえばそうだな・・・
テルトス
『先ずはジダイガを探さなければ元の世界には帰れない』
レル
『貴様らが見つけられるとは思わないがな!(それにしても、ジダイガはオートで威厳があっていいな・・・)』
テルトス
『レル・・・聞こえてる・・・』
確かにレルは警戒している時と普段がやたらと差があるが・・・
***
レル
『貴様らが見つけられるとは思わないがな!(それにしても、ジダイガはオートで威厳があっていいな・・・)』
最後の方にちょっと言ったらいけないことを言ってる気が・・・まぁスルーしよう。
それよりも、ジダイガはどこにいるんだろう・・・
龍人
「すいません。その、『ジダイガ』は一体どこにいるんですか?」
そこにラウも口を開いた
ラウ
《その『ジダイガ』って人はいったい何をしたいの?》
***
ラウ
《その『ジダイガ』って人はいったい何をしたいの?》
テルトス
『ジダイガは自らの記憶の鍵を探しているらしい、誰かに記憶を封印されたんだ』
レル
『その記憶の鍵がなんだかわからないから色々やっている迷惑な輩だ』
***
――― 誰かに記憶を封印されたんだ ―――。
その言葉に俺は驚いた。それと同時に可哀想だと思った。
自分が誰だか分からない。その悲しさが何となく分かる気がする・・・。
龍人
「あの・・・さっきも聞いたんですが、そのジダイガって人の居場所はどこですか?」
アルス
『そいつのとこまで案内してもらいたいんだが・・・』
***
アルス
『そいつのとこまで案内してもらいたいんだが・・・』
テルトス
『表向きは世界ダルミトにいるのだが・・・ジダイガはその世界にもどの世界にもいない』
レル
『ジダイガはいつも世界の狭間にいるらしいな』
テルトス
『ただ世界を見つめている存在・・・最近になって姿を見せるようになったんだ。』
***
いつも世界の狭間にいる!?
じゃあどうしたら帰れるんだよ・・・
そう俺が思ってるとラウが話し出した。
ラウ
《じゃあ、その世界の狭間にいるジダイガをどうやったらこの世界に連れてこれるのかしら?あるいは、私たちからその世界の狭間に行くことはできないのかしら?》
さすが情報屋のラウだ。質問が的確で俺が聞きたかったこと、全部聞いてくれた。
龍人
「俺もそれ知りたいです! 教えてください!!」
***
ラウ
《じゃあ、その世界の狭間にいるジダイガをどうやったらこの世界に連れてこれるのかしら?あるいは、私たちからその世界の狭間に行くことはできないのかしら?》
龍人
「俺もそれ知りたいです! 教えてください!!」
テルトス
『わかる事は・・・空間にダメージを与えればジダイガが修復に来る』
レル
『空間を支配するなんて神の如き力・・・空間の狭間なんてジダイガぐらいしか干渉出来ないだろ』
空間にひび割れが現れた、そのひび割れは世界を侵食し五人をバラバラにした。
プラネン視点
プラネン
『ドラド!ジダイガから話は聞いたぜ!お前の力を見せてみろ!』
ここはバラバラにされた世界ノズィンダのカケラの空間、ここに居るのは二人のみだ。
***
― 龍人VSプラネン ―
レル
『空間を支配するなんて神の如き力・・・空間の狭間なんてジダイガぐらいしか干渉出来ないだろ』
レルがそう言ったかと思うと突然、空間にひび割れが生じ、俺はみんなから離れてしまった・・・
ふと気づくとそこは見たことがない空間だった・・・。とても不思議な空間・・・
でも、すぐ近くに誰かいる・・・
プラネン
『ドラド!ジダイガから話は聞いたぜ!お前の力を見せてみろ!』
突如現れたかと思うとこっちに向かってきた。
龍人
「わっ!いきなりなんだよ!!っていうか誰だよ!」
***
龍人
「わっ!いきなりなんだよ!!っていうか誰だよ!」
めんどくせぇ。しかし、仕方ねぇか
プラネン
『名前はセイ・プラネンだ。これでいいだろ?』
対極剣に闇と光を纏わせ構える。
***
プラネン
『名前はセイ・プラネンだ。これでいいだろ?』
そいつはそう名乗ると、剣に闇と光を纏わせ構えた。
龍人
「俺はドラドだ。俺はここ死ぬわけにはいかないからな。手加減は無いぞ!」
そうして俺は相手の出方を伺う・・・
***
龍人
「俺はドラドだ。俺はここ死ぬわけにはいかないからな。手加減は無いぞ!」
プラネン
『面白い!くらえ!闇属技』
剣に闇を纏わせ切り掛かる。
***
プラネン
『面白い!くらえ!闇属技』
やっぱり挑発に乗ったか。この手のやつは簡単に挑発に乗る
龍人
「火炎弾!」
そうして俺は自分で編み出した技をそいつに浴びせる。
原理は火炎球と一緒だ。
***
龍人
「火炎弾!」
火炎弾が来た!今から避けるなんて無理だろ!
ドカーン!
上半身を吹っ飛ばされてしまったな。
プラネン
『なかなかやるじゃないか?』
***
プラネン
『なかなかやるじゃないか?』
龍人
「うわっ!」
吹き飛ばしたはずの頭がいきなり話し出した。
やばい。気色悪い・・・。
頭だけで話せる原理が分からない。さすがミラーワールド。聞いていた通り『非常識』なところだ。
***
龍人
「うわっ!」
プラネン
『酷い反応だな・・・』
人を化け物みたいに見るな!とりあえず、身体を再生させる。
プラネン
『再生完了!次から本気だ!闇魔法』
闇の光線が一直線だ!破壊力がやたらと強いが消費魔力も半端じゃないんだよな・・・
***
プラネン
『次から本気だ!闇魔法』
今度は一直線に飛んでくる。クソ。あんまり使いたくなかったけど・・・
龍人
「火炎球・天地無双!」
今の俺の中では結構上の方の技だ。
こいつだったら防げるかな・・・
***
龍人
「火炎球・天地無双!」
ドドド・・・!
火と闇が押し合いをしている状態だな。それなら!
プラネン
『くらいな!調和術(いがみ合う属性対立心)』
闇と火は反発し攻撃の余波が周りへ弾ける。
プラネン
『光よ守れ!光術』
自分自身は光で身を守るのさ!
***
ぶつかってこっちが勝てるかと思ったら以外にもぶつかって押し合っている・・・
プラネン
『くらいな!調和術(いがみ合う属性対立心)』
そうプラネンが呪文を唱えたかと思うと反発して衝撃波に匹敵するほどの余波が広がる・・・
――― 駄目だ、よけられない・・・
そのまま俺は余波に当たり意識を手放した。
―――――――――――――――
ここはどこだろう・・・
気が付くと俺はどこかの神殿に一人立っていた。
今の俺の姿は、ドラゴンではなく、人間だ・・・
目の前にはまっすぐ廊下が広がってる・・・
俺は知らず知らずその廊下を前に進んでいた。
龍人
「ここはいったいどこなんだ・・・」
どれくらい歩いただろうか。
広い広間のような空間にたどり着いた。
広間の中心には祭壇らしきものがあり、その上にはドラゴンがじっとこちらを見ながら佇んでいた。
ドラゴン
「よく来たな、龍人」
そのドラゴンは俺がドラゴンの時の姿と全く一緒だった。
その光景に俺は何も話せずにいた。
するとドラゴンが
ドラゴン
「戦いたいか? 生きたいか? 勝ちたいか? どれだ」
龍人
「勝ちたい・・・」
ドラゴン
「聞こえぬ」
龍人
「生きるだけじゃだめだ。戦うだけじゃダメなんだ。勝ちたい!俺は、勝ちたい!!」
俺はありったけの力を込めて最後そう言った
ドラゴン
「ならば我の名を呼べ。我は・・・」
***
プラネン
『気を失ったのか?』
全く仕方ねぇ奴だ、
プラネン
『起きろよ?まだまだこんなもんじゃねえだろ?調和術(留まる復讐あの世からの対立心)』
早く戻ってこい!
***
ドラゴン
「ならば我の名を呼べ。我は・・・」
龍人・ドラゴン
「エルドス!!!」
―――――――――――――――
・・・それと同時に俺は意識を取り戻した。
すると目の前にプラネンがいた。
俺は咄嗟に後方へと身を転じた。
龍人
「もう、手加減はしねぇぞ!!!」
俺の頭の中に次々と魔術の呪文が浮かんでくる。
龍人
「氷蒼甲冑・壱ノ型!」
とりあえずは護りだ。
龍人
「行くぞ!激雷!!」
***
龍人
「氷蒼甲冑・壱の型!」
何だ?守りか?
龍人
「行くぞ!激雷!!」
雷かよ!うぜえ!
プラネン
『光魔法』
また押し合いになっているがこっちの方がぶが悪いな・・・
***
くそっまた押し合いかよ。何か逆転できる方法は・・・
プラネン
『光魔法』
光か・・・ん?光?
それだ!
龍人
「黒い火炎吐息!!」
自分が元々放てるブレスに、闇属性の魔力を組み合わせて放ったブレス・・・
自分が使える技の中で一番威力が高い。
***
龍人
「黒い火炎吐息!!」
光は闇を打ち消すか・・・
ライトヴァーンを打ち消しブレスは身体を貫き灰にされた。
ジダイガ
『見事です。仲間が心配でしょう?連れて行きますよ・・・』
龍人
「ジダイガ・・・!」
― リケVSラウ ―
リケ視点
リケ
『初めましてーラウさん、リケだよー。』
ドラゴンと二人っきりか、変な組み合わせ。
***
ラウ視点
リケ
『初めましてーラウさん、リケだよー。』
ラウ
《初めまして。で、早速で悪いんだけど、一体何をしたいの?》
***
ラウ
《初めまして。で、早速で悪いんだけど、一体何をしたいの?》
リケ
『私は知らないよー。ジダイガが言ってたけど、私を捕まえることが出来たら仲間の所へ送ってくれるってさー』
面白いゲームじゃないか
リケ
『手のなる方へードラゴンさーん』
***
リケ
『手のなる方へードラゴンさーん』
何こいつ。イラッと来るわ。どうやっていじめてあげようかしら。
そうだわ!
ラウ
《電撃束縛!!》
たぶんこれはよけられるわね。
でも・・・ふふふっ
***
ラウ
《電撃束縛!!》
リケ
『油断しないでねー風魔法』
風を纏い速さを上げて避ける。
リケ
『私が勝つときはーあなたを解体する時さー風魔法』
風の刃で解体さー
***
リケ
『風魔法』
やっぱり風の呪文で来るのね。
なら、こっちは・・・
ラウ
《創作魔法83!燕返し!!》
そう、呪文を唱えると、リケと同じ風の刃が生まれ、リケの放った風魔法にぶつかり相殺した。
ラウ
《相手の力を侮っちゃだめよ。岩石の吐息!》
そして、リケに地属性の魔力を含んだブレスが発せられた。
***
ラウ
《相手の力を侮っちゃだめよ。岩石の吐息!》
リケ
『岩はー脆くて風優位ー風魔法』
ヘルウインドで相殺さー
リケ
『魔法使いはー面白いー風魔法×4。解体ゲームー始まりさー』
***
リケ
『風魔法×4。解体ゲームー始まりさー』
いちいち挑発に乗ってくれてやりやすいわ。莫迦なのかしらこの子。
まぁ、いいわ。それにしても風の魔法、うざいったらありゃしない。
ラウ
《何かってにゲームなんか始めてんのよ。吸収の穴!!》
そして全ての風の刃を突如現れた虚空の穴が吸収した。
ラウ
《お返しよ!》
そう言うと、リケの周りを黒い空間が包み込んだ。
《反発の穴》
そして吸収した風の刃が今度はリケに向かって放たれた。
***
ラウ
《反発の穴》
リケ
『相手の魔法を利用するの得意だね?』
跳ね返すなんてすごいなー。だけどね。
ウインドブレードは直撃をそれてウインドフォームに吸収される。
リケ
『私に風は当たらないー。あなたが疲れるのを待つだけさー。ほら、ウインドブレードの再利用ー』
ウインドフォームに吸収されたウインドブレードは再びラウの元へ
***
リケ
『私に風は当たらないー。あなたが疲れるのを待つだけさー。ほら、ウインドブレードの再利用ー』
いい加減にウザったくなってきた。
ラウ
《もういいわ、あなたをもてあそんでたけど飽きた。本気で行くわよ! 光の火炎球・天上天下天地無双!!》
これが火炎球で一番強い技だ。普通の火炎球と比べても5、6倍パワーが違う。もちろん範囲も
それに光属性の魔力を組み合わせた技。当たればひとたまりもない。現に風の刃はすべて相殺された。
***
ラウ
《もういいわ、あなたをもてあそんでたけど飽きた。本気で行くわよ! 光の火炎球・天上天下天地無双!!》
リケ
『大技かー魔法』
マジックアウトは全てを打ち消す魔法さー魔力を酷く使うから、もう魔法を使う事は出来ないけどねー
火炎球を打ち消す。
リケ
『確かにウインドブレードは打ち消した。だけどね、前に使った魔法ヘルウインドは消えて無いのさ!』
消えた振りをさせといた不可視の風の塊をラウにぶつける。勝ち目は無くなったけど一発ぐらいはあてたいよね!
***
リケ
『確かにウインドブレードは打ち消した。だけどね、前に使った魔法ヘルウインドは消えて無いのさ!』
ラウ
《氷蒼甲冑・参ノ型!クッ・・・》
ラウにヘルウインドが当たった。しかし、氷蒼甲冑のお陰でラウはバランスを崩したもののすぐに体制を立て直すことができた。
ラウ
《あなた、挑んだ相手が悪かったわね。情報屋で、さらに魔法や技の使い手であるラウ様を舐めないでもらいたいものだわ! 竜の吐息! 天上天下天地無双!!》
竜の技では竜の吐息が一番上。そしてその中でも今回の技が最強なのだ。
ラウ
《いいこと教えてあげるわね。相手に技あてたかったら出来るだけ技の名前を聞こえないように発しなさい。》
そう言いながらラウはリケに向かって竜の吐息を放った。
***
ラウ
《あなた、挑んだ相手が悪かったわね。情報屋で、さらに魔法や技の使い手であるラウ様を舐めないでもらいたいものだわ! 竜の吐息! 天上天下天地無双!!》
負けたなこりゃ
ラウ
《いいこと教えてあげるわね。相手に技あてたかったら出来るだけ技の名前を聞こえないように発
しなさい。》
リケ
『ジダイガ奴めー!だから無理だって言ったじゃん!』
リケはマントを取り背中に生えていた白い翼で上空に逃げる。
ドカーン!!!
ブレスの余波だけで吹っ飛ばされる。
リケ
『うわー!』
ごつん!落ちた・・・
リケ
『痛いなー負けたよ。それと、魔法の宣言は暗黙の了解なのー、無言でもつかえるんだからね!』
***
リケ
『うわー!』
あっ。落ちてく・・・って落ちた。
リケ
『痛いなー負けたよ。それと、魔法の宣言は暗黙の了解なのー、無言でもつかえるんだからね!』
ラウ
《とりあえず、大丈夫みたいね。よかった。暗黙の了解ね~それは悪いこと言っちゃったわね。ごめんなさい。ただ、あなたが唱えるから、私が勝てただけ。あなたも結構強かったわよ。久しぶりに楽しかった。ありがとう》
少し照れながらもリケにそう言った。ただ、本心だけど。
***
ラウ
《とりあえず、大丈夫みたいね。よかった。暗黙の了解ね~それは悪いこと言っちゃったわね。ごめんなさい。ただ、あなたが唱えるから、私が勝てただけ。あなたも結構強かったわよ。久しぶりに楽しかった。ありがとう》
リケ
『ラウさん気をつけてね?ドラドさんは大丈夫みたいだけど・・・もう一人の相手が私の兄さんなんだよ!兄さんは私達羽族のトップでしかもジダイガは兄さんに本気を出させてる!そこの空間の隙間に行って!早く助けてあげて!』
早くしないと仲間が永遠に氷に閉じ込められちゃうよ!
***
リケ
『ラウさん気をつけてね?ドラドさんは大丈夫みたいだけど・・・もう一人の相手が私の兄さんなんだよ!兄さんは私達羽族のトップでしかもジダイガは兄さんに本気を出させてる!そこの空間の隙間に行って!早く助けてあげて!』
ラウ
《アルスの相手がねー・・・アルスは、魔法は微妙だけど、技に関しては私よりも上だからやられる心配はないけど・・・助けに行った方が良いわね。ありがとう、リケさん。じゃあね》
そうして、空間に開いていた隙間に入っていった。
***
ラウ
《アルスの相手がねー・・・アルスは、魔法は微妙だけど、技に関しては私よりも上だからやられる心配はないけど・・・助けに行った方が良いわね。ありがとう、リケさん。じゃあね》
リケ
『最後に忠告、兄さんが自ら氷の中に閉じ篭ったら、凍えるのを待つだけになる・・・』
― アルスVSコールド ―
コールド視点
コールド
『標的確認、これより訓練を開始する』
標的はアルス、リミッター不可全力にて戦闘開始。
***
アルス
「この空間はいったい何なのだ・・・?」
我は不思議な空間を彷徨っている・・・
どうしたら出られるのだろうか・・・
ムッ
後ろから殺気を感じる。感覚を研ぎ澄ませると、何やら迫ってくる・・・
これはよけないと我の身体が危険だ・・・
アルス
『仕方ない・・・』
そうつぶやき、翼を使って上へ舞い上がった。
***
対象回避体制、直ちに拘束せよ。
コールド
『回避不可、氷魔法』
吹雪によ全体攻撃で回避の意義なし。
コールド
『召喚×5召喚×5召喚×5』
氷の蛇、氷のゴーレム、氷の鳥を五体ずつ呼び出す。
***
アルス
『この感覚・・・氷属性か?』
周りが吹雪に包まれているが感覚で魔術の属性は分かる。
アルス
『炎属性の魔術が一番得意な、ドラゴンに大して氷とは・・・舐められたものだ・・・』
とりあえず、この吹雪をなんとかするか・・・
アルス
『竜の吐息!』
すると周りが業火に包まれた。
さて、相手がどう出てくるか・・・
***
アルス
『竜の吐息!』
氷ならば火、単純解明。
氷のクリーチャーは溶けて水になる。溶けた水はまた凍り付き足元を氷でうめつくす。
コールド
『吹雪は止まない。召喚×20』
氷のゴーレムでドラゴンに殴り掛かる。
***
コールド
『吹雪は止まない。召喚×20』
くそっ。氷を溶かしてもまた凍ってしまうのか・・・
しかも、我になぜ攻撃をするのだ?
アルス
『貴様はいったい何者だ。なぜ我を攻撃する』
飛び回って逃げながらそう問う。
***
アルス
『貴様はいったい何者だ。なぜ我を攻撃する』
コールド
『私はコールド、訓練対象だ。召喚×50』
氷の鳥に攻撃をさせつつ自らは弓で矢を放つ。その矢に触れたもの凍らせる。
コールド
『警告、気温が下がり生命活動に支障をきたす可能性あり。』
***
コールド
『私はコールド、訓練対象だ。召喚×50』
訓練対象だと!?我は物ではない。ふざけるな!
コールド
『警告、気温が下がり生命活動に支障をきたす可能性あり。』
言われなくても分かっている。
アルス
『火焔甲冑・弐ノ型!』
これで、とりあえず凍死はしない。
・・・相手の属性は氷だ。ここまでで大方分かったのは、奴の魔獣には物理攻撃が効かぬことだ。
つまり、炎、地属性は効かぬ。水や氷だと相手の好きなようにされてしまう恐れがある・・・
使えるのは・・・光と闇、後、雷か・・・
アルス
『仕方ない・・・電撃!』
***
アルス
『仕方ない・・・電撃!』
コールド
『回避不可、召喚』
氷のゴーレムを盾にする。
コールド
『足りない物を探せ。貴方が勝つために。召喚×200召喚×200』
***
コールド
『足りない物を探せ。貴方が勝つために。召喚×200召喚×200』
足りない物!?全く分からん・・・足りない物、足りない物・・・。
アルス
『とりあえず攻撃は避けなければ・・・電撃吐息!』
***
アルス
『とりあえず攻撃は避けなければ・・・電撃吐息!』
コールド
『回避不可、否、回避の価値なし』
ブレスが直撃するが・・・コールドは自ら凍りついている。
コールド
『召喚』
このクリーチャーは相手の火と体温を吸い取る。相手の火の守り無力化。
コールドを中心に氷は広がっていく。
***
コールド
『召喚』
アルス
『くそっ!火炎球!』
しかし、その火炎球は何かに吸収されてしまう・・・
アルス
『なにっ!』
炎を吸収するのか・・・。どうしたら勝てる?どうしたら・・・
炎が駄目なら光に頼るしかない・・・
アルス
『光彩甲冑・参ノ型!』
さて・・・どうやったら攻撃できる?奴が凍ってるときは攻撃が効かん・・・
炎も駄目になった。使えるのは雷と光と闇・・・
光は防御が主だから実質、攻撃できるのは、雷と闇だけか・・・
一体どうしたら・・・
我はこんなところで野垂れ死にするのは勘弁してもらいたい。
この状況から脱出するには奴を倒すしかない・・・
アルス
『くそっ!一体・・・どうしたら・・・!』
***
アルス
『くそっ!一体・・・どうしたら・・・!』
コールド
『包囲、氷結』
召喚しておいた沢山のクリーチャーをアルスに突撃させる、その数200以上アルスをドンドン凍らせる。
空間がひび割れ、そこから二体のドラゴンが現れたか・・・
コールド
『アルス・・・貴方の足りない物が来ましたよ・・・』
***
コールド
『包囲、氷結』
くそっ!何の抵抗もできない。体があいつの攻撃で凍っていく・・・くそっ!我はここで死ぬのか・・・
そんな諦めの感情が生まれ始めた時だった。
空間にひびが入り、2体のドラゴンが見えた。それは龍人とラウだった。
コールド
『アルス・・・貴方の足りない物が来ましたよ・・・』
足りない物・・・そういうことか。我はすっかり忘れていた・・・『仲間』という大切な物を・・・
龍人・ラウ
「《アルス!》」
惨めな所を見られたものだ・・・穴があったら入りたいとはこういう事か・・・
龍人
「ってっめぇ!よくも!竜の吐息!!」
***
龍人
「ってっめぇ!よくも!竜の吐息!!」
コールド
『計画性の欠落。不可だ』
ドカーン!
コールドの纏う氷にブレスが直撃するが溶けることもなく、光輝きながらその姿を保つ。
コールド
『私の氷はただの氷ではない。羽族の加護、』
光で守れた氷は熱によっても溶かす事は出来ない。
***
龍人視点
コールド
『私の氷はただの氷ではない。羽族の加護、』
加護か・・・精霊がついているってことかな。
なら・・・
龍人
「黒い火炎吐息・天地無双!」
加護だったら、光とかを連想するだから闇なら対抗できるかな・・・。
***
龍人
「黒い火炎吐息・天地無双!」
闇かしかし、一人で解決しようなど・・・
ドカーン!
氷の表明に現れた光の壁が・・・
パリーン!
砕け氷の輝きが無くなった。しかし、すぐに元に戻ってしまう。
コールド
『学べ!一人で解決出来ない事もある・・・』
***
コールド
『学べ!一人で解決出来ない事もある・・・』
龍人
「!!!!!」
俺は、自分だけで倒そうとしてた・・・。何のための仲間なんだ。
龍人
「いくぞ!アルス!!ラウ!!!」
アルス
『あぁ』
ラウ
《えぇ》
龍人・アルス・ラウ
「『《竜の吐息・天上天下天地無双!!!》』」
そうして。俺達は巨大な竜の吐息を放った。
***
龍人・アルス・ラウ
「『《竜の吐息・天上天下天地無双!!!》』」
パリーン!!
砕ける氷。砕ける光。砕ける力。
コールド
『訓練終了。合格だ』
空間がひび割れ、ジダイガが現れる。
ジダイガ
『ドラド、貴様は諦めない事の大切さを、ラウ、貴様は工夫する事の大切さを。そして、アルス、貴様は協力する事の大切さを学んだか?』
あの二人も現れる。
プラネン
『結局はジダイガの手の平で踊らされてただけかよ!』
リケ
『私はあまり役に立て無かった気がするー』
***
ジダイガ
『ドラド、貴様は諦めない事の大切さを、ラウ、貴様は工夫する事の大切さを。そして、アルス、貴様は協力する事の大切さを学んだか?』
空間がひび割れ、ジダイガが現れた。
プラネン
『結局はジダイガの手の平で踊らされてただけかよ!』
リケ
『私はあまり役に立て無かった気がするー』
さらに、プラネンとリケも現れる。
龍人
「プラネン!」
ラウ
《リケさん!?》
***
プラネン
『ドラド、死んだとでも思ったか?不死身の黒族が簡単に死ぬと思うなよ!』
リケ
『ラウさん、また会ったねー。これは全部ジダイガが仕向けた事なんだよー?』
ジダイガは相変わらずの鋭い目つきだが、寂しそうに微笑んでいる。
***
ジダイガはなんであんな寂しい顔をしてるんだろう・・・
やはり記憶がないからだろうか・・・
しかも、ジダイガが全部仕掛けたって・・・
龍人
「ジダイガ。お前はいったい何がしたいんだ?」
***
龍人
「ジダイガ。お前はいったい何がしたいんだ?」
ジダイガ
『私は言ったはずだ、違う世界を見てみないか?と、貴様らが見た違う世界とは新たに学び様々な
事を知ること。過去を知らぬが故に先の見えぬ私とは違い、貴様らは未来へ進め!』
空間に大きなひび割れを創る。その先には竜界が見える。
***
ジダイガ
『私は言ったはずだ、違う世界を見てみないか?と、貴様らが見た違う世界とは新たに学び様々な
事を知ること。過去を知らぬが故に先の見えぬ私とは違い、貴様らは未来へ進め!』
そう言った直後空間にひびが入った。そのひび割れは竜界へと繋がっていた
龍人
「なるほどな・・・ありがとなジダイガ。お前のお陰で楽しかったぜ!プラネン。お前もな!あり
がとうよ」
ラウ
《そうね。また会えたら会いたいわね。リケさん、またね。ジダイガさん。ありがとね》
アルス
『・・・ジダイガ。お前の過去の記憶。見つかると良いな。じゃあな。ジダイガ。コールド。お前
たちのお陰で大切な事を再認識できた。このことは忘れないぞ』
そう言って俺と、アルス、ラウは、空間のひびに入っていった・・・。
***
帰りましたか・・・
ジダイガ
『私は動かない時、動かない空間から見守っていますよ。永遠に・・・』
***
ひびから出てきた俺達は、後ろを振り向いた。
しかし、そこにはひびはなく、元の景色だった。
俺達が出たところは、最初にミラーワールドへ落ちたところだった。
龍人
「もう、会えないのかな・・・」
アルス
『生きているうちにまた会える』
ラウ
《そうね》
そして俺達は寝床へ帰っていた。
その夜、和真とガルダに質問攻めにされたのは言うまでもない。
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