はじめに
大好きだったなつかしの少女漫画たちを、好き勝手に語ってみたい。
これは、そんなひたすら個人的な欲求から生まれた、雑文の連なりです。
いまはなろうで小説なんぞを書いていますが、私の思春期は常に少女漫画とともにありました。
一番多感な時期に出会い、小説書きであるいまも自分の根幹にある作品たち。
でもどれだけ大事にしていても、コミックスを本棚に並べていても、時が経つと徐々に記憶が薄れてしまうんですよね。
かつては何十回、何百回とめくった本ですが、いまは手に取ることさえ滅多にありません。
だって字が小さすぎて読むのが辛いし! 絵も細かすぎて見づらいし!(そこ?)
昭和の漫画ってどうしてあんなにコマ割りが小さいんでしょう。台詞の量も半端ない。こんなん、とてもじゃないけど読めないわー。
などと、老眼と闘う筆者の年代バレバレとなりますが、取り上げる作品もご想像通り、1970年代から80年代のものが主になります。
そして私は、地味で短編好きなマイナー少女だったため、有名な大作はあんまり出てこない予定です。
もちろん、巨匠の作品もありますけどね。特に最初のほうでいくつか語らせていただきますが、そのあとは全然知らない作品が多くなるかと……。
それでも、有名作品、そうでもない作品織り交ぜて、好きなように語っていけたらと思っています。
そして、これをきっかけにそれを読んでみようかな、と思ってくださるかたがいらしたら、こんなにうれしいことはありません。
では、おつきあいしていただけるかた、よろしくお願いいたします。