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第五十五話

 さて、今日は萌の家でチョコを作る日。


 萌の家へ行く前に来夏達と合流する。



「萌ちゃんの家ってどんな何だろうね!」


「星華は言ったことがあるんでしょ?」


「うん。すごい豪邸だったよ。」


「豪邸...じゅるり。」



 まて、このみ。そのじゅるりってどういうことなんだ。何か盗ろうとしていないかい?



「とりあえずこの駅に行けばいいんだろう?」



 来夏が路線図を指さしながら聞いてくる。



「うん。そこからは迎えに来てくれるから。」


「迎えか...どんな車なんだろうな。」


「まあ、見てからのお楽しみと言うことで。」





「すごい!うちの車より高級車じゃん!」



 迎えの車に乗ってからこのみのテンションは爆上げである。

 このみの家もかなりのお金持ちであるが、彼女の家よりもいい車であるようだ。



「かぁ...」



 来夏はこのような車に乗るのが初めてで気が穏やかでなく、びくびくしていたかと思ったら突然なぜか昇天した。


 ”汚したら...殺される...”とかつぶやく声も聞こえた気がするが、一旦放っておくことにする。

 そんな少し汚す程度で起こるような人じゃあないと思うけどなぁ。



 そんなこんなでちょっとしたアクシデントはあったものの無事(?)萌宅に到着した。





「ようこそ、わが家へ!星華はうちに来るのは久しぶりね。」



 今日は玄関で萌がお迎えしてくれた。


 相変わらず立派な家だ。巨大な建物に広大な庭、そして...かわいらしいメイドさんたち。

 あとでまた見せてくれないかな...



「それじゃあ、キッチンへ案内するわ。」



 萌を先頭に歩き出す。


 そんな萌にようやく復活した来夏が尋ねる。



「ところで、今日は私たちだけで作るの?」


「ん?言ってなかったかしら。今日は私の家の専属シェフの指導の下作るのよ。」


「萌ちゃんの家の専属シェフ!すごそうだね!」


「それはもちろん。我が家のシェフはミシュラン三ツ星で修行して、国際的なコンクールで賞を取ったことがある人物なのだから。」


「それはすごすぎる...」



 そんなすごい人に教えてもらえるとは思わなかった。


 というかこの前のご飯もその人によって作られていたとは...恐れ多い。

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