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第五十話

「ミーティアプロジェクト...超巨大事務所じゃないですか。それに武田仁...さんはやり手プロデューサー、社長として有名な...」



 そう言われて私も気づく。


 ミーティアプロジェクトと言う事務所は、アイドルや歌手の育成からプロデュース、さらに、近年では様々なライバーなどもプロデュースしている、業界最大手だ。


 その事務所のキーマンと呼べるのが、今私たちの目の前にいる老人、武田仁だ。


 彼は、三十台まで某有名ロックバンドでギタリストを務め、そのバンドが解散してからは、オーディションを開き、若手の育成に努めてきた。


 彼のすごいところは、才能を見極める能力が非常に高いことにあり、ミーティアプロジェクト所属の芸能人はどれも一度は聞いたことがある名前なのだ。


 プロデューサーを引退し、社長となると、新たなエンタメの匂いを嗅ぎつけ、事業を展開、また、次なるスターの育成を進めた。

 結果、彼の会社はさらなる飛躍を遂げ、文句なしの最大手となったのだった。



 さて、そんな大物と会話していると気づくと、少し、いや、だいぶ緊張してきた。



「ははは。そんな固くならないでください。」



 いや、固くならない方が無理である。



「まあ、また連絡をしてください。いつでもあなたたちとなら会いますよ。何なら僕の事務所に入れてあげたいぐらいだしね。」



 そういって茶目っ気のあるウインクを残し、伝票をもって去って行ってしまった。



五十話!!

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