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第四十七話

テスト終わった!!!

 十二月二十四日。


 世間的にクリスマスともてはやされ、多くの人がその恋人とデートをしたりする日だ。


 私も今日は陽大君と二人でお出かけ。


 窓から外の景色を眺めながら支度をする。


 祖母はまだ寝ているようだ。




 テレビをつけると、今日はこの地方にしては珍しく、夜は雪になりそうということだ。


 朝食をすまし、着替えや簡単なメイクを済ませて鏡の前に立つ。



「よし。変じゃないよね。」



 アクセサリーもつけた自分の姿を見ると、まるで私が私でないように感じてしまう。


 いつもより大人びて見える私。



「よし。それじゃ、行ってきます。」





 集合場所に指定していた駅へ行くとすでに陽大君がついて待っていた。


 彼はベージュ色のトレンチコートを緩めに羽織って、首には寒色のマフラーを巻いていた

 相変わらずスタイリッシュな彼の風貌に、通り過ぎ行く人が思わず目をやってしまう。


 そのことに気付いているのか、少し困ったような顔をしているが、視界に私の姿をとらえ、近づいてきて言った。



「早いね、星華さん。まだ集合時間の三十分前だよ?」


「それを言うなら陽大君も...まだ来てないと思ったのに。待たせてごめんね。」


「俺は少し前に来たばかりだから大丈夫。と言うか父さんからこういう時は女性が遅刻する前提で待ち合わせしろって言われてたんだけどね...いやはやまさかこんな早いとは。」


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