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第四十三話

(引き続き帰り道にて)


「そういえば星華さん、十二月の二十四日は空いてる?」


「空いてるけど...」



 と答えると、少し顔を赤くしながら陽大君は言った。



「そ、それじゃあさ、ふ、二人で出かけないか?」


「分かった!楽しみにしてるね。」



 ちょうど駅に着き、陽大君と別れる。



「にしてもなんで陽大君はあんなにも顔を赤くしていたんだろう。」






 翌日、学校の廊下で会った萌と話す。



「昨日、陽大君に遊びに誘われてさ、十二月二十四日に出かけることになったんだよね。」



 と相談すると、ぎょっとした顔で萌が話してくる。



「ほんと?陽大君が?」


「うん。」


「あら、そしたらクリスマスデートじゃない。」


「クリスマスデート...」



 そういわれて初めて気が付く。


 十二月二十四日がクリスマスだということに。

 顔が熱くなっていくことを自覚する。


 そんなことを知ってか、気づかないふりをしているかは分からないが



「それならおしゃれするしかないわね。陽大君の心を射止めるのよ。」


「お、おしゃれって。私、ファッションとか詳しくないし...」


「安心しなさい。私が手伝ってあげるから。」



 と言うわけで、なぜかとても乗り気な萌と陽大君とのお出かけのための用意をすることになったのだった。




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