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第二十五.三話

 私、天童朱莉は観客席にて後輩の歌を聞いていた。


 今は八月、大規模なアカペラ大会であるから当然多くの実力者が集まるのであるが、彼女、星華さんの歌声は間違いなくトップクラスだった。


 隣に座っている恭介と晴も興奮冷めずといった調子で話している。


「いや、星華さんの歌声はさすがと言うべきか。会場にいた人全員の心をつかんでしまったね。」

「まったくだ。ただ、永田さんももちろん素晴らしかったが、旋律を同じく担当した陽大と夢里さんも同じくよかった。あの三人が共演したからこその出来だな。」

「そう思うと先生の提案は最高だったってことだな。」


 二人の言う通り、三人いたからこその出来だったと思う。誰か一人でもいなければ間違いなく成り立っていなかった、唯一無二の魅力を放っていた。


 この大会の内容は彼女たちの名前を全国に知らしめるに十分だったと、断言できるだろう。

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