詩 勇気明日照は照らしたい
「明日を照らす存在でありたい」
「だから今日から僕は名乗るよ」
「僕の名前は、勇気明日照だとーー」
君の明日を照らしたい
朝日の元で笑う姿を見たいから
僕は自分をそう名付けた
色のない自分でありたくないと
君の前では 君の手を引いていたいと
そう思って 決めた証
君の明日を照らしたい
未来のない明日から
暗闇を取り除きたい
笑って二人で迎えたい
明日がある事はいいものだと教えたい
「巫女一人が祈らなければ、解決しない問題なんて間違ってる」
「君一人が頑張らなければどうにかならない世界なんておかしいよ」
「だから僕が、この世界を変えるーー」
「ストーリー」
名前のない少年は、自分の名前を定めた。
それは一人の少女を、一つの責務から解放するための決意。
自分が自分である事の証の名前。