ハズ ナメーラオホート
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Le vilain petit canard
Dans le nid de la cane, les œufs éclatent et les poussins éclosent les uns après les autres.
« Gaaah, gaaah, gaaah, gaaah. »
La cane était ravie, mais parmi les poussins, il y avait un vilain petit canard avec un grand corps et une grosse tête.
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「おい!起きろ!」
体を揺すられ目を覚ます。
今、何かの夢を見たような?
それより一体?私は倒れているのだろう?
頭をクラクラし、時々痛む。
「それにも答えるからいいから起きて。」
誰か少女の声が聞こえて腕を引っ張られて上半身を起こされた。
「よし。」
少女はそう言うと私の前で屈んだ。
その少女は輝きを形にした白みを帯びた項ぐらいの長さ金髪に白い肌に空のような青い瞳の少女だ。
この娘は‐
「まさか空から落ちてきた!」
”そう。私はあなたと道でぶつかった。”
「ーーあなたはさっき突然飛び出してきてぶつかった娘だ!」
「あぁ、あの時はごめん。あれは俺のうっかりだった。ごめんごめん。」
俺?
変な一人称だ。
眼の前の彼女の格好は少し涼しくなってきたこの時期にしては薄い白いワンピースを着ており、どう見ても女性だ。
「どうした?」
「いや?何でもない。」
「ふーん。さて。」
彼女はそう言ってその場から少し離れ手を叩いた。
私は思わず目を瞑ってしまう。
目を開けると目の前にはさっきと同じ格好の彼女がいた。
「どうよ!この服!」
うーん?さっきと同じ白いシャツに仕立ての良さそうな黒い上着に脚に沿った動きやすそうな青いズボンを履いている。
「貴方に合っていて似合ってる。」
「似合ってるかー。でどう似合ってる?」
「え?えぇと。戦士のような逆境にも立ち向かう感じ。」
「まー及第点だな。うんうん。」
腕を組んで誇らしげに頷いている。
何これ?
「良し!それじゃあ行こう!」
そう言われ手を引かれ、歩かされる。
「ちょ、ちょっと!」
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私は彼女に手を引かれ、石畳を引かれ大きな男性の石像が設置された大きな広場へと来た。
「良ぉし!朝と言えばここだな!」
「はぁ。突然連れてきてどうした?えっと?」
「ナーラ。ナーラ•タバックだ。」
「ナーラ。それでここで何するんだ?」
「ふふっふ!頭で理解するより魂で理解しろ!」
そう言うと手を翳し、光を集め、奇妙な物を光の中から取り出した。
それは一言で言えば斧に近い形の琥珀色の物だ。
だが明確に違う。
それは斧にしては全体的に厚く刃に当たる部分は刃は無く、その存在を誇示するように夕暮れに夜の闇を混ぜたような輝きを放ち持ち手側は持って振り回す事を想定してないような平べったく厚い。
そして、ハープや先週見かけたバイオリンという楽器にある弦が張られている。
「いくぜ!」
そう宣言すると彼女は弦を激しく弾き鳴らし周りに未知の音を鳴らす。
その音は雷が地に落ちた時の落下音のように辺りを揺らし、否が応でも視線を向かせる。
そんな音だった。
「ふー!」
最後に終わりを知らせる強引な音色を奏でると彼女は一息付いて額を拭った。
「どうよ!」
「どうって……」
「そこのお前ら!広場で騒音を撒き散らすんじゃない!」
私が演奏の感想を述べようとすると騎士2人が注意を叫びながらこちらに向かってくる。
「騒音じゃねぇ!魂の詠唱じゃ!この政府の犬!逃げるぞ!」
彼女が中指を見せた後に私の手を引く。
「ちょっと!」
私は彼女に手を引かれまたどこかに連れてかれる。
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あれから私はナーラに連れられるままに騎士から逃げ、今はどこかの裏路地にて一息ついている。
「ふー!分かっていたとはいえ、この時代の人間にはロックはまだ早いか。」
そう笑いながら呟いた。
「それで何であんな事をしたの?それより何で私を連れ回すの?」
私が思っている疑問を彼女にぶつける。
「まーそう慌てるな。答えてやる。俺は雷の力を広める為にここに来た!」
雷?
「雷てあの天から落ちる光るあれ?」
「そう!そうだよ!」
「でも、雷ならもう落ちてきたら災厄が訪れるてほとんどの人が知ってると思うが。」
ここではどう伝わっているか知らないが私が家にいた時ではそう言われて恐れられていた。
「違う違う!怖くて使えないて思われてちゃ意味がない。もっとこう雷はちゃんと管理して使えば便利なのにそれをこの時代の人間は知らないんだよ。だからそれを予定通りになるように広めて来いって。」
?
所々おかしなところがあるがとりあえず1つずつ聞いていく事にした。
「便利て。例えばどう便利なの?」
「例えば機械‐魔導機を動かしたり電灯に明かりを付けたり出来て便利になるんだぞ。」
?
「それ、エーテルで良いのでは?」
「違う違う。と説明したいがここを大学の講義室にする気はないから気が向いたら説明する。さて、」
そう言い彼女は私に手を差し出す。
「ファン1号。”私と”共に回ってくれないか?」
色々気になる事を言ってたりこれからも私を連れ回す気だ。
嫌なのだがさっきの広場みたいな事になるとなぁー。
「うん。ヤダ」
「な、ななななんでー!」




