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喧嘩

振り向いた先には4人の子供がいた。


「げ!?マック!」


「その反応。なんで俺らに問い詰められてるかわかっているようだな。」


マックと呼ばれた少年がミッドを指差す。


「お前たちがモス達を殺したのは知ってるんだぞ!」


そう言って詰め寄った。


「あー確かに俺たちがやったよ。でもあいつが弱い者いじめしてたからで」


「うるせぇ!これはモス達の分だ!」


マックがミッドを殴る。

殴られたミッドは大きくのけ反った。


「いてぇな!このやろう!」


そう言ってミッドがマックに掴みかかる。


今は仕事中なのに喧嘩して大丈夫なのか。

そう思って男の方を見た。


「お?喧嘩か?良いぞ!もっと派手にやりあえ!」


.......だめだ。助けてくれなさそうだ。


ラックの方を見る。

ラックも掴みあって喧嘩している。


この場で誰かに頼るというのは無理そうだ。


そう思ってると前から残った2人が近づいてくる。


「なーんか見ねぇ顔だな。」

「へへ!悪く思うなよ。」


どうやら私の相手はこの2人のようだ。


「ねぇ、待って。」


私は喧嘩しないよう最大限止めて見た。


「待ったは無しだぜ。」

「そうだ。ここでは弱い奴が悪いんだからな!」


そう言って片方の男の子が殴りかかって来た。

私は手の甲でパンチを逸らす。

逸らした事により体勢が崩れた所を空いた片方の手を振り上げて顔に肘を落とす。

私の力が弱かったのか男の子が打たれ強いのか鼻血を出しながら後ろに後退る。


「やろう!よくもやったな!」


そう言ってもう1人が左手で鋭いパンチを繰り出してくる。

それに一瞬驚きながらも体を左に晒してかわす。

だが、次の瞬間左の脇腹に鈍い痛みが襲う。


私は後退りその子から距離を取る。


なんだ?今のは?

脇腹を抑えながらその子を見る。

左腕で顔の半分を隠すようにし、右腕は添えるように構えてる。


なんだ。その構えは?


「いてぇよな!もっと痛い目に合わせてやるよ!」


そう言ってまた左手で殴りかかってくる。


また同じ手は食らわない。

今度は右手に体を逸らしてかわす。

そして左手を掴み引っ張り、体勢が崩れた所を足を引っ掛けて転ばせる。

倒れた所をそのまま腕を掴んだまま背中側に逸らす。


「いだだだだだだだだだ!」


男の子が悲鳴をあげる。


さてどうしよう。

訓練だったらここでやめとストップがかかるがこれは喧嘩だ。

もう立ち向かいたくないと思わせないと終わらない。


そう考えてる最初に襲った子が声を上げながら襲ってくる。


「うおおおおおおおおおお」


私は手を離しその場で体をひっくり返して四つん這いになり、後ろを蹴る。


その蹴りが綺麗に顔面に決まり、吹き飛んでいく。


「このやろう!よくもやってくれたな!」


私が手を離した事で自由になったの組み伏せてた子が立ち上がり襲ってくる。

ガッツがあるね。


地面につけた右手を軸に地面に円を描くように動き、膝の裏側を蹴り、相手を転ばせる。


うちどころが悪かったのか鼻を抑えてのたうち回ってる。

これで大丈夫だろ。


「よくもやりやがったな!」


その声に振り返るとミッドが男の子と取っ組み合いながら勢いよく後ろに下がっている。

その勢いのまま、魔力灯に衝突する。


衝突した事によりアンが登っていた魔力灯が揺れる。


「う、うわあああああ」


ぶつかった衝撃が魔力灯に伝わったのかアンの手から魔力灯が離れる。


「アン!」


ミッドの声を聞きながら私は走る。

このまま地面に落ちたら大怪我を負ってしまう。


『力よ!-ボンピィア-』


私が出せる力を全て使って駆け抜ける。

間に合って!


私はアンと地面の間に滑り込み受け止める。


「ウグッ!」


呻き声をあげるもアンを受け止めた。


「アン!大丈夫!?」


「う、うん。大丈夫。」


その返事を聞いて安心した。


「お前ら!jehdhdeuなnejdhdhehe!」


おじさんが怒った事により男の子達は蜘蛛の子を散らすように逃げていく。


「お前!石変えたか!」


「う、うん。変えたよ。」


「よし。なら次行くぞ!休んでるじゃねぇ!」


そう言って私達を急かす。

もうちょっと気を使ってもいいのではないだろうか。


「それじゃ行こうか。」


アンが立ち上がって私に手を差し伸ばす。


「うん。」


アンの手を掴んで立ち上がる。

さて、まだまだ仕事が残ってるし頑張るとしますか。


--------------------------


リーティエがアンの手に引かれて立ち上がる。

なんでお前がやる。

アンを助けるのは俺の役目だろ。

なのに何故?


「....ッド。おい!ミッド!」


「ッ!あぁ、悪いどうした?」


「どうしたて早く仕事しないとおっさんにどやされるぞ。」


「そうだな。行こうか。」


俺はモヤモヤした思いを抱えながら荷台に向かった。

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