地固まり新しい一歩へ
短いので2話一気に出します。
週にどれ位やるかを決め、ハオシュエンさん達と別れ、屋敷に戻り人前に出ても恥ずかしくないように体を水で吹き、いつも通りダンフォード家の方々と朝食を取る。
今日はジャガイモという最近知った食べ物のプロイを頂いた。
カリッとした触感にねっとりとした感触が合わさりなおかつ付け合わせのベーコンとアスパラガスのソテーとあっていておいしかった。
その後、お茶を飲んだ。
その席にて今朝あった事を報告した。
その後、当主を見送り授業を受ける準備を授業部屋でする。
今日こそは絶対に謝る。
あの時、死ぬような目にあってあの時謝っていなかった事を後悔した。
だからすぐにでも謝る。
そう決意してると部屋の扉がノックされる。
「失礼します。」
そう言ってクーちゃんが部屋に入ってきた。
「クーちゃん!」
私は入ってきてすぐに声を掛けた。
クーちゃんは驚いた表情をしたが今は関係ない。
「ごめんなさい。」
ここで習った目線を反らさずお辞儀をするという方法で謝る。
「心配かけてごめんなさい。大丈夫。気にしなくて。あなた。悪くない。」
私が思いつく限りの謝罪の言葉を言う。
そうするとクーちゃんが私の事を抱きしめてくれた。
「大丈夫。私もごめんね。その、初めての事でリーちゃんの事何もわからずに言って。」
それから授業を受けた。
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授業が終わり僕達3人は集まって話す事にした。
「さて、2人共仲直りした事だし歓迎も含めて街の案内をするよ。そ・こ・で・だ。リーティエはどこに行きたい?」
僕はリーティエに尋ねた。。
リーティエは考え込んだ後、口を開いた。
「家。探す。手がかり。欲しい。」
「家の手がかりか。手がかりと言っても身「あー!あー!」」
僕の言葉を遮るようにクラリスが声を出した。
「トーマス!ダメだよ!リーちゃんの髪とか容姿を言うのは!」
「あぁ、悪かった。不用心だったよ。」
失念していた。
容姿の事を言うと頭が痛むと本人から聞いたんだった。
僕は気を取り直す為、咳払いをし話す。
「今の所容姿からの手がかりだけど父さんが言うには君の容姿は昔は貴族に多く見られる特徴だったんだよ。」
「えー!て事はリーちゃんは貴族!」
「いいや。あくまで昔はて話だ。今じゃこの都市においては市民にもそういう髪色の人がいて珍しい訳じゃない。」
「なんだー。そう簡単にいく話じゃないのかー。」
「そこでだ。まずはこの国の収集物が集まる皇国博物館に行こう。」
「うんー?博物館で情報集まるの?」
「彼女はまだ字を満足に読めない。だから目で見て何か情報を見つけよう。」
あと、それだけではない。
せっかく街を紹介するなら有名な所を紹介しないと思ってここに行こうと提案した。
「よくわかんないけどトーマスが言うなら良いかなー!」
リーティエも首を縦に降って了承した。
「その後は乗合馬車に乗ってジャグリンク・クロス街84番地に行こう。」
「あれー?そこて本屋が沢山ある所だよね?」
「そうだ。」
「本屋。行く。博物館?いらない?」
リーティエに痛い所を突かれる。
「よ、予備。もし博物館で見つからなかった時の予備だ。」
クラリスはふーんて言って納得したようだ。
リーティエは何か言いたげだったがクラリスが納得したので引き下がったようだ。
「あ!そうだ!近くに行くんだし、ホーソーに行ってママに紹介していい?」
「あぁ。僕は問題ない。君は?」
僕はリーティエに尋ねる。
「問題ない。」
それから細かい所を相談してお開きとなった。
プロイ
ガレットの一種です。
大英図書館は参考にした時代ではないので登場させません。
参考文献:英国ミステリ道中ひざくりげ




