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プロローグ

「天に輝く7つの星


 我らが願いを聞き届けよ



 その力授かるに相応しき高潔な騎士


 この地に降臨させるべく


 求むるは3番目の輝きたる青き星


 穿ち、流し、癒やす、万能なりしその輝きを


 地上へと墜としたもう



 七星の見守るこの地にて


 七星の加護受けしこの漆天(しちてん)の国にて


 五十の巡りにただ一度


 我らが命を叶えたもうーーー」

 

 ゆっくりと呪文が唱えられる。

 数十名が集まり輪を形成しており、まさしく何かの儀式のような光景。

 おまけに彼らの足元には複雑怪奇な図形が描かれ、それは意思を持っているかのように不規則に蠢いている。


 呪文を唱え終わり、あたりを静寂が支配してもその動きは止まることなくーーー不具合、と言わんばかりに集団の間に動揺が生まれる。


 呪文を唱え終わり数十秒、各々の頭にひょっとしたら失敗したのではという考えが生まれる頃ーーー足元の図形はピタリと動きを止め、目を焼かんばかりの輝きを放ち始める。



 数瞬後、光がおさまったとき。

 人の輪の中には先程までいなかったはずの一人の青年ーーー黒目黒髪の男が倒れているのだった。


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