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魔法少女 LIMIT FORCE  作者: 竹炭
90/111

魔法少女と得られた力

「ナイフ!」

「できたわ」

「斧!」

「できたわ」

「弓矢!」

「……駄目ね」

「銃!」

「これも駄目」

「んーと、じゃあ……あ、ほうてんがげき!!」

「ちょっと待って写真見てもいいかしら?」


伶さんがリミット3になった。リミット3になると今までよりも幅広い武器を扱えるようになるらしい。

らしい、というのはリミット3になった事例が少ないらしく噂話程度にしか情報が流れてこないからのようだ。

「──できたわ、方天画戟」

「おおーかっこいい」

ヒュンヒュンと振り回されるそれを見て感嘆の声を上げた。



「元々お二人の武器は魔法少女としての力を使って具現化しているものですわ」

「色々な武器を使えるのは器用貧乏になる可能性もある。当人に合った1つの武器を極める方が基本的にはええに決まっとる。だからワイらは変身の際に魔法少女にクラスを割り振って、そのクラスに対応した武器を出してるんや。伶なら騎士だから剣を。ひかりなら戦士だから拳の武器をといった具合やね」

「へぇー」

「リミット3で様々な武器を使えるようになったのは良いけど全てを使いこなせないなら意味は無いって事ね」

それじゃあ、と伶さんはこちらに方天画戟を向ける。

「ひかり、練習相手になってもらっても?」

「……自分で言っておいてなんだけどその武器怖いなぁ」

わたしは特に変わり映えのないガントレットを見ながら構えた。




「──薙刀の方がいいわね」

伶さんが私を打ち倒しながら呟く。

方天画戟を使っている時の伶さんには勝てそうだった。が、途中で武器に見切りをつけた伶さんは武器を変更。薙刀を取り出すと即座に反撃に出てきた。

「家に薙刀もあったかしら、狭間の世界以外でも練習が必要ね……」

呟いている伶さんにひとまず声をかける。

「伶さん、降参なのでとりあえず刃を下ろしてもらっても?」

「あ、ごめんなさい」

伶さんに退いてもらって立ち上がりながら、気になる独り言について聞いた。

「伶さん、さっき家に薙刀もってたけど」

「ええ、そうね。家の道場に竹刀はあるから、薙刀もあるかしらと思って」

そういえば伶さんは良い家のとこのお嬢様だった。

一条家は古くからこの夢見町に存在している由緒ただしい家系だ。道場くらいあるのも当然と言える。

「道場って個人の家にあるものなんだねぇ……」

まあそれでも驚かざるを得ないんだけども。

と、伶さんが何か考えている。しばらく悩んだ後、伶さんは顔を上げた。

「……ひかり、今度うちに来てみる?」

「え?」

「その、折角だし、狭間の世界じゃ無くてもひかりが練習できる場所がいるかなって思って」

「それは確かに、もうゴー君の部屋もないもんね」

今までは狭間の世界だけで練習していたがそれだけじゃ今後出てくるシャドウに対応できなくなるかもしれない。特に今は悪意の芽に苦しめられている。基礎的な事も必要なのかもしれない。

「ええなぁ、ワイもコンも悪意の芽がもっと正確に読み取れるよう訓練したい思っとってな。狭間の世界以外でも2人でまとまった時間が時間が欲しいなあって話ししてたんや」

「そうなの?それじゃあお言葉に甘えようかな?」

「!ええ、任せて頂戴。それじゃあ今日はこのくらいにしましょうか。また後日予定を決めましょう」

「うん、それじゃあね!」

そういって伶さんは帰って行った。

心なしか声が弾んでいた気がするのは気のせいだったろうか。

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