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魔法少女 LIMIT FORCE  作者: 竹炭
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魔法少女と魔道具少女

『ひかり!目を覚ましぃ!』

「んぇ……」

『大丈夫か!?』

キンの声が聞こえ、遠くにいた意識が戻ってきた。

「どのくらい寝てた……!?」

『問題あらへん、本当に一瞬だけや』

「そう、よかった……よいしょ!」

まだ全身は痛むが、それでも起き上がらないわけにはいかない。


「結構更地だと思ってたけど、まだ更地としての余地があったんだね」

2度目の爆発。それは残っていた周辺の瓦礫すら吹き飛ばし、残っているのはただ地面のみだ。

「キン、ロボはどこにいったの?」

『正面や、見えるか?あの溝』

「みぞ?んー……あ。あれ?」

よく見れば平地となった地形の真ん中にわかりやすくロボの形の溝がある。

自身の真上で爆発したらそりゃ本人、本ロボ?はモロにその威力を受けるよね。

「あ、というか伶さんは!いた!」

遠くで倒れている伶さんを見つけた。急いで駆け寄る。目立った外傷はないけどぐったりしている。

わたしと違って伶さんは本当に不意を突かれた筈だ。

「伶さん!しっかり!」

「──ああ、ひかり?貴女怪我は」

とりあえず意識がある事に安堵する。

「それはこっちのセリフだよ。キン、伶さんは大丈夫?」

『コンが今治癒力に力を振っとる。もう少し待てば最低限は治るはずや』

「よかった、それなら」

「何ということだ!私まで巻き込むように設定した記憶はないぞ!」

遠くから聞こえる声に振り返るとボロボロになった教授がいた。



「多分だけどコアが悪影響してそうだね。コアの意思が動力に直通なわけだし、あのコア明らかに猪突猛進タイプっぽいしね」

横にはマリスも。

「ふん、今回の実験はここまでだな。まだまだ改善点が多い。マリス、帰るぞ」

「えー、絶対ここからが見所だよ?」

「誰のせいでMAGEを突貫で作ることになったと思っている?本来なら余裕ある実験だった筈なのに大体貴様は普段からだな……」

「あーごめんごめんって!ほらゲート開くよ!」

マリスはゲートを開く。



「待て──!」

急いで2人を捕まえようとするが。突然地面が揺れ動きを阻害される。揺れの発生源は明らかにロボのあけた溝からだ。

『ひかり、まだあのロボットは動いとる!アイツらの捕縛は間に合わん、悔しいけどまずはこっちから対処や!』

「うん、わか──」

返事をしようとしたけど、その前に言葉が詰まった。

立ち上がったロボはだいぶボロボロになっている。全身の装甲は所々外れている。

ただ、わたしがみていたのは頭部、キンが言っていた力の多い場所。



ゲートを通る寸前、マリスは振り返る。

「あ、そこの魔法少女!MAGEだけど、優しくしてあげてね?何てったって──」

顔のあった部分の装甲は剥がれ、円筒状の容れ物が露出している。そここそがMAGEのコア、容れ物の中には。

「君達の大事な友達だよ?」


「ルナちゃん……?」

[命令の更新:周辺の破壊を優先]

わたしの動揺などお構いなしに、ロボは当然のように動き出した。

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