魔法少女と魔道具少女
『これは、巨大なゲートや……』
キンの唖然とした声が聞こえた。
「ゲート……いくら何でも大きすぎない!?」
「それだけの大きさの物が来るってことね」
伶さんはすでに身構えている。
『高魔力反応が出ましたわ!2人とも伏せて下さい!』
コンが叫んだ瞬間、ゲートからナニカが勢いよく落ちてきた。
──衝撃。落ちてきた物体の落下の余波で残っていたシャドウは吹き飛んでいった。
「何!?どうなってるのこれ!?」
「くぅっ……!」
コンの警告のおかげでわたし達は何とかその場に踏みとどまっていた。
『ひかり!もしかしたらこの隙を狙ってくるかもせんで!気をつけるんや!』
「そうだね……!」
確かに、もしかしたらこれも計算のうちかもしれない。あの2人の様子は……!
「オワー!吹き飛ぶー!」
「何やってるんだ貴様は」
「サンキュー教授!あいらぶゆー」
「手を離してもいいか?」
「……うん!多分大丈夫そう!」
なんかあっちはあっちで大変そうだ。なんで自分たちが用意していた物に翻弄されてるんだろう。
そうこうしている内に場は収まりつつあった。衝撃も振動もなくなり、その場に残っていたのは落下してきた物。それは──。
「ロボット?」
三角座りをしている巨大な人型ロボットだった。
「いかにも、これが私の開発した魔道具兵器、Magical girl eraser 略してMAGEだ!さあ、起動せよ!」
[MAGE.起動します]
どこからともなく──多分ロボットから聞こえてくる声と共にロボットは立ち上がった。
「さて、それじゃあ魔法少女達よ。私の実験の成果をぜひ体験してくれ」
[戦闘モードに移行します]
「ひかり!来るわよ!」
「うん!」
すぐさま戦闘態勢をとる。そんなわたし達の方へロボットは手を向けると──、
[Magical canon.発射]
直後、周囲は大きな爆発で包まれた。




