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魔法少女 LIMIT FORCE  作者: 竹炭
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魔法少女と魔道の友

夜、寝る前にふと疑問が浮かんだ。

「ねぇキン、魔力って何なの?」

そういうとキンは机の上の布団からモゾモゾと這い出てきた。わたしの家ではキンはぬいぐるみで通している。キン曰く腕時計よりもこっちの方が楽らしい。

「なんやいきなり」

「なんかふと気になって、ね?」

「せやなぁ」

少し考えた後キンは答えた。

「超簡単にいうと、勇気や」

「…………ふーん?」

「なんやその顔、信じてないやろ」

いや、なんていうか余りにもよくある説明だから……。

「しゃあない、もう少し踏み込んだ説明をするで。その前に質問や、ひかり、勇気ってなんやと思う?」

「うーん、やってやるぞ、とか。まけないぞ、とか?そんな気持ち?」

「まあまあ正解や。諦めない心、立ち向かう心。それが勇気や」

そんでな、とキンは続ける。

「生きている以上必ずと言っていいほど困難や苦悩がある、それを乗り越える為に生み出されるエネルギー。それをワイらは勇気と呼んどる」

「1つ何かを乗り越えれば乗り越える前の自分より確実に強く、エネルギーを得ているんや。その強大なエネルギーを魔力に変換させてもらってワイらは変身を可能にしてるんやで」

「へー、じゃあこの前リミットが上がったのは」

「ひかりの友達を助けたい気持ちから生まれた勇気がリミットの壁を突き破ったんやろうな。──まだまだ戦いは続くし、それに打ち勝つ度にひかりは強くなる。今はまだ2のリミットもひかりならきっと上げる事ができるで」

と、ここでキンは大きなあくびをした。

「じゃあ今日は寝るで。明日こそあの嬢ちゃんとしっかり会話せんとな……」

「まって、もうひとつ聞いていい?魔道具に勇気のエネルギーを増やす様なものってあるの?」

モソモソと布団に戻ろうとするキンをわたしは呼び止める。

「うーん、ワイの知ってる限りで一時的な増幅が出来る魔道具があるにはある。ただ、そういうので増幅してもたかが知れとる。……嬢ちゃんが使用してもあそこまではいかんと思うで?」

どうやらわたしの考えに気づいたみたいだ。

「じゃあ魔道具じゃなくてアイテムとかないの?」

「アイテムっていうと薬とかか?そういうのはないな」

「そっかぁ、じゃあまた振り出しだ」

「まぁ、まだまだ情報も少ないし考えてもしゃーないで。ほら、今度こそ寝て明日に備えようで」

「うん、そうだね。おやすみなさい」

今度こそキンは布団に入る。わたしも布団に入り目を瞑る。

わたしの考えは外れていた。ルナちゃんが魔力を増幅する様な魔道具を使ってる事はない様だ。更に言えば類似する薬とかもないらしい。

「………………」

──ただ、なぜかあの小瓶がわたしの頭から離れないのだった。

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