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魔法少女 LIMIT FORCE  作者: 竹炭
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魔法少女と魔道の友?

「ついたわね、じゃあ始めるわ」

「了解」

「お姉様、頑張ってください!」

まずは作戦通り伶さんがシャドウの群れに距離を詰める。

「ふっ!」

「!!?」

民家の上から勢いよく跳躍した伶さんが飛行型を斬り落とす。

「フゴォ!」

「はぁ!」

着地と同時に長剣を大剣へと変化させ地上にいたシャドウを横薙ぎに斬り払う。

「さあ、かかってきなさい」

シャドウ達の意識が伶に注がれているその時。

ドゴン!と爆発音が鳴る。

「ギアア!」

飛行型のうちの1体が爆音と共に落ちていった。


「まずは1体です」

伶さんに気を取られてる間にフリーになったルナちゃんが魔道具の遠距離攻撃を仕掛ける。


仲間が増えれば作戦も増える。まだ即席チームに近いわたし達は最初は簡単な連携がいいだろうという事で完成したのがこの作戦だ。身も蓋もなく言えば伶さんを使った豪華な囮作戦である。

「グァァァ!」

「こっちも忘れないでほしいわね」

撹乱が成功し動揺している隙を見逃さず伶さんが1体、また1体とシャドウを斬り伏せる。

「さて、何体釣れたかしら?」



『──ふむ、地上3、飛行3やね、ひかり、嬢ちゃん、準備はええな?』

「オッケー」「大丈夫です!」

数体のシャドウがわたし達を狙いにくる。今回のわたしのする事はルナちゃんの護衛だ。彼女の魔道具は攻撃力の面は心配ないがその分防御には乏しいらしく、それを補う形でわたしが彼女を守る陣形になっている。

「ルナちゃん、飛んでるのはたのむよ!」

「はい──今私のが1体多く倒してますからね!」

「うん、わかった!」

わたしは迫ってくるシャドウに向かって走り出す。

「おりゃあ!」

「ギッ」

まずは1体、出会い頭の右ストレートで吹き飛ばす。

「ガァァ!!」

2体目。雑に振り回される爪を難なく躱し、カウンター気味の回し蹴りを繰り出す。

「ァァァァ!」

「最後は……」

『ひかり!向こうの方や!抜けられてまうで!』

「!!」

3体目のシャドウはわたしを無視してルナちゃんの方へ……!させるか!

力の配分を足に回す。装飾の増したブーツは先ほどよりも速く走れるようになり、すぐにシャドウに追いつくことを可能にした。

「うおおお!」

「ギュイ!?」

タックルをかましてシャドウを転倒させ、力の配分をすぐさま右手に集める。

「いくよ!」



『ひかり、地上のシャドウは消滅したで』

「だね。……よっと」

最後のシャドウを倒し立ち上がると少し遠くからルナちゃんの声が聞こえた。

「ひかりさーん!終わりましたかー?」

「お、向こうも勝ったみたい。おーい!」

『──いやちょっと待て!まだ飛行型は残ってるで!』

「え?」

『上や!』

キンの言葉を聞き上を見る。

黒い影がルナちゃんに襲い掛かろうとしていた。


「ルナちゃん!上!」

「上?っ!」

動揺で硬直しているのが傍目からでもわかった。

このままではルナちゃんが危ない!わたしが助けるしか!

──力の配分を足に回す。先ほどよりも多く、ひと息であそこまで向かえるように。

──キィンと音が鳴るのが聞こえた。見なくてもわかる、腕に力を送った時と同じ光の輪が出来ているのだろう。これならいける!

「うぉわおお!?」

そうして1歩踏み込んだ瞬間、わたしはものすごい勢いで飛び出した。

──いや、多分これは射出だと思う。

『ひかりぃ!力込めすぎやぁ!』

「ごめええん!」

謝罪しながら前を見ればもう目の前にシャドウが──!?

「うわあああ!」

「グゴァ!?」

慌てて飛行型シャドウの羽を掴む。勿論それだけじゃ吹き飛んだ勢いを相殺出来るはずもなく。シャドウもわたしと吹き飛ぶ。ただ、これでルナちゃんのピンチを救うことはできた!

「よし!なんとかなった!そんで、ええい!」

そして、無理矢理シャドウを勢いのまま上空へと投げ捨てた。後は──、

「ルナちゃーん!トドメを!」

「……っ魔砲!展開!捕捉!──発射!」

飛行型シャドウは体制を立て直す暇もなく魔砲をモロに受けた。大きな爆発音が響いた。

『……ひかり、周囲の反応は消えたで、何とかなったな』

「うん、よかった……うん」

射出(・・)されたわたしは着地もままならないままに地面を転がっていた。

『次からは足の力の配分も練習しような?』

「はい……」


「ひかりさん、立てますか?」

「あ、ルナちゃん」

ルナちゃんが差し伸べてくれた手を取る。

「ありがとうね」

「いえ、その、私の方こそ」

「さてと、とりあえず伶さんの方に行こうか?キン、ナビお願い」

『任せとき。とはいえさすが伶やな、もう殆どのシャドウが片づいとる。着く頃にはもう倒しきっとるかもな』

「やっぱ伶さんはすごいなぁ。ルナちゃんもついてきてね」

「……はい」

神妙な顔のルナちゃんを少し疑問に思いながらわたし達は伶さんの元に向かった。

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