魔法少女と魔道少女
「異物感?」
「そうですわ。これは私達の方が魔道具に詳しいから言える感覚的なもので、確証があるわけでは無いのですがどうも違和感を拭えないとゆうか──」
「そもそも明らかに既存の魔道具のルールを無視しとるでアレ」
「そう言えばそうですわ」
ウンウンと2人が頷く。そういえばキンも1つの魔道具には1つの機能と言っていた。確かにルナちゃんの魔道具は複数の機能を担っている様に見える。
「私としてもあの力の消費、アレほど魔力を持っていればまず2人に見つかると思うの」
「あ、たしかに。2人は魔法少女の候補を探して回ってたし」
「ええ、もし魔法少女になるには少し素質が足りないとしても候補に上がるまではあったはず。そうなれば2人が全く彼女の事を知らないなんてことは無いと思うわ」
「確かにルナ様の魔力量ならまず最初にお声がけしますわね」
「そうやね。となると、ワイらが捕捉できなかったならあの力は後天的なもので……」
「その上で私達以外で魔力を知っている者となると……」
「──今シャドウを操っているDr.MADしかありえないですわね」
「ちょ、ちょっと待ってよ。それじゃあルナちゃんが敵だって言うの?今日だって一緒に戦ってくれたよ?」
流石にいきなり敵認定するのはいかがなものか、焦る私を伶さんが宥める。
「落ち着いて、ひかり。私達はまだ可能性の話をしてるだけよ。ルナが敵かもしれない、もしかしたら彼らに騙されているのかもしれない……」
と、いうわけで。と伶さんはこちらを見る。
「ひかり、貴女に確認してほしいの。ルナが敵か味方か」
……ん?
「……え、わたし?伶さんじゃなくて?」
明らかに昔からの付き合いがある伶さんの方が適してる気がする。
「あの子、私の前だと気を張っちゃって隙を見せようとしないの。だからひかりに頼むしかないわ、何か分かれば報告をしてほしい。頼めるかしら」
「と言っても何を報告すれば……?」
「そうやな、その辺に関してはワイに任せてくれや、ひかりはとりあえずあの嬢ちゃんと仲良くなるのが最初の目的やな」
なるほど?それなら何とか出来るかもしれない。
「わかった。わたしにまかせて!」
そして次の日。
「──ひかりさん、私とお姉様をかけて勝負してください!」
「………………?」
ごめんなさい伶さん。仲良くなるの、ダメかもしれません。




