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魔法少女 LIMIT FORCE  作者: 竹炭
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魔法少女とゴーレム

「おりゃああ!」

「ガガガ!」

狭間の世界、ひかりは中型のシャドウと殴り合いを繰り広げていた。相手の拳を真正面から殴り返し、殴り返され一進一退を繰り返す。

「フッ!」

「アギャァ!」

伶はひかりとは別の場所で小型のシャドウ達の相手をしていた。群れて襲ってくるシャドウを一太刀で薙ぎ払う。

「大分数が減ってきたわね……。コン、ひかりの場所はわかる?」

『少々お待ちを。……あちらの方向ですわ』


『ひかり!伶が戻ってくるで!』

「わかった!っ隙ありぃ!」

ひかりはシャドウに向かい足払いを仕掛ける。シャドウに接触する手前で力の配分を変更。ひかりの脚には綺麗な装飾の施された脚甲が現れる。

「グゲェ!?」

力の込められた足払いはシャドウを軽々と転倒させる。

「ひかり!」

「伶さん!」

ひかりと伶は合流する。転倒したシャドウに向かい飛び込む伶、その背後には何体かの小型のシャドウが追ってきている。

「頼んだわ!」

「任せて!」

ひかりもまた伶の背後にいる敵へと向かう。

「はああぁ!」

伶は上空から渾身の力で大剣を振り下ろしシャドウの首を落とす。

「とりゃああ!」

ひかりはシャドウを掴むとまるでハンマー投げのように投げつけた。残りの敵を巻き込むように投げられたシャドウは狙い通り纏めて吹き飛ばされていった。


『よし!反応消滅や!シャドウを分断して戦力を削いでから合流、そして撃破。作戦通りやな!』

『お疲れ様ですわ、伶様、ひかり様』

「……伶さん。わたし達、すごい強くなってる!?」

「確かにそうね。特訓のおかげかしら?」




「……流石ですね、短期間でここまで成長するとは」

「ハァ……フゥ……」

「まだまだよ……」

ひかりと伶は肩で息をしながらゴーレムを見る。

「そんな謙遜しないでください。今の私はインプットされた戦闘データをフル稼働させて2人に対応しています。それを既に越えようとしているのです」

「とはいえ……ねぇ?」

「えぇ、私達はまだ貴方に有効的な一撃を加えられていないわ」

特訓を始めてから数週間。2人のコンビネーションは格段に上がっている。ゴーレムは2人に押され始めていた。



「お疲れ様です、気をつけて帰ってくださいね」

「うん!おつかれ!明日も特訓する?」

「いえ、申し訳ないのですが……」

珍しく歯切れの悪いゴーレムに2人は怪訝な顔をする。

「どうしたの?大事な用?」

「えぇ、明日は町内の活動がありまして」

「貴方も随分この町に馴染んだわね……」


「──じゃあまた今度ね!ばいばーい!」

「次こそ一本取らせてもらうわ」

「はい、お待ちしております」


2人を玄関まで見送り、ゴーレムは部屋に入る。するとそこは先程までの訓練の為の広い部屋ではなく、家の見た目通りの普通の部屋に戻っていた。

「おっと、そういえば2人のおやつの買い置きがなくなってました」

ゴーレムは買い物の準備をし、部屋を後にした。

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