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魔法少女 LIMIT FORCE  作者: 竹炭
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魔法少女とゴーレム

「うー、体がバキバキだよぉ!しかもこのままじゃ遅刻だぁ!」

『流石にいきなり特訓量増やしすぎたな、すまんかったひかり』

次の日、特訓により疲れていたひかりは無事に寝坊。遅刻ギリギリでの登校を迎えようとしていた。

「うおおセーフ!」

気合いと共に教室に飛び込む、と。

「「「…………」」」

「あれ?もしかしてアウト?」

クラスメイトから寄せられる多数の視線に思わず動揺してしまう。

「ひかりー!大丈夫かー!」

「うわっ、何さ一体!?」

「こら、落ち着かないとひかりも喋れないだろう」

いつもの友達が駆け寄ってくる。大丈夫とは?疑問に思っているひかりに続け様に声がかけられる。

「今ひかり噂になってるよ!一条さんとの三角関係で!」

三角関係。その言葉が出た瞬間にクラスの男子はガクガクと震え始める。そんな異様な状況を見ながらひかりは聞き返した。

「三角関係?一条さんと?なにそれ?」

「何でも昨日、美男子と共に帰ってる一条、ひかり両名の姿が目撃されたらしい」


「美男子……」「俺たちでは到底……」「来世は花になりたい」

遠くから男子生徒の怨嗟のような声が聞こえる。

昨日、美男子。というとひかりには覚えがあった。

「えーと、多分それはゴー君のことかな?ゴー君はなんというか……近所のお兄さんって感じで別にそんな関係じゃないよ?」


「やったぁぁ!」「チャンスは無限大だぁ!」

「今世に感謝」

周囲にいた男子生徒から歓声が上がる。

「……彼らはこの噂が出てから気が気でなくてな、流石生徒会役員の1人、人気がよくわかるな」

呆れたように言う。

「私たちはひかりがどこのうまのほねに取られそうになるのか気が気じゃなかったけどねー」

「うぉう」

頭を撫でられながら言われる。これにより事態は収束したかに思われた。



「ひかり、伶。元気そうですね」

「……なんで貴方は学校に来ているのかしら?」

「2人の顔をみようと思いまして、それに、私が守るべき人達が居る場所は知っておきたいですからね」

「いいこと言ってるんだけどゴー君が来た事で校内は大変な事になってると思うよ……」

「?」

昼休憩時、グラウンドに現れた美男子ことゴーレム。彼が来たことで緊急事態かと思った2人は急いで彼の元に向かった。


「伶様がいそいそと殿方の所へ!?」

「やっぱりイケメンなのかあぁ……!?」

「出たわねかわいいひかりを誑かすうまのほね!」

「落ち着け!今朝説明を受けたばかりだろうがそこは窓でここは3階だ!」

そしてそれを目撃した生徒たちはひかりの予想通り阿鼻叫喚に呑み込まれていた。



「貴方結局何か用事もあるわけでもなく帰っていったわね!」

「え、用事なら2人の顔を見るためといいましたよね?」

「敵が出たとかもっと大事な用がある時だけ来なさい!」

その日の特訓は普段よりも荒れた様子の伶が見ることができたという。

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