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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

高校生の分際で社長ですが何か?

作者: セロリア
掲載日:2020/01/30

突然だが。


俺はいじめにあっている。


有数の進学校であるこの男女共学学園では、家柄が全て。


歴史ある病院グループ、製薬グループ、建設財閥、とまあよりどりみどり。


そんな中、なんの取り柄もない冴えない普通男の俺が頭の良さだけで特進クラスへやって来たのが気に食わないらしい。


このクラスがこんなに汚い場所だとは思わなかった。


いじめの内容はゴミ箱系から牛乳、卵、小便、犬の糞系まで様々。


暴力はないが、精神攻撃がお好きなようだ。


女から男まで俺を笑う。


教師に相談したが、自分で何とかしろと来たもんだ。


俺には目標があるから、何とかこのクラスで卒業しなくてはならないんだが、さてさて・・困った困った。


取り敢えず・・自殺未遂をするか。


屋上から飛び降りた。


大きい木をクッションにし、植木に落ちた。


片腕、片足を骨折した。


全て計算。


2か月後のテストを理科室で受けた。


ぶっちぎりの1位。


ざまあみろ。


そしてまたクラスに戻った。


また盛大かつ、今度は微妙に暴力を混ぜてきた。


理解した。


自殺未遂までした俺にトドメを刺す行為の数々。


なあんだ。


こいつらは俺を殺したいんだ。


なら、話は早い。


もうすぐ夏休みだ。


こいつらは旅行に海外へ行くだろう、いつも海外自慢ばかりしてるからな、だからー・・日本にすらー・・帰さない。


殺し合いなら、最初からそう言ってくれれば良いのに。


もう、遠慮はしないよ、ふっ切れたよ、ありがとう。


教室で犬の小便とうんこを水筒からかけられながら、俺は笑った。


夏休み前日。


殺し屋日本人4名を放った。


共に綺麗な経歴の一般人。


1、家族でラスベガスで遊んでる最中にトイレへ、そのまま行方不明。


2、カナダの湖で家族と釣りへ、そんなに大きくない船の中で行方不明。


3、イギリス、家族で豪華列車の旅の最中、トイレへ行き、行方不明。


4、オーストラリアで家族と砂漠でジープ競争観戦へ行き、ホテルで行方不明。



主な特進クラス代表達の4名の行方不明事件はニュースにもなり、大騒ぎになった。


当然疑われるのは俺。


警察は馬鹿ではない。


しかし、俺と、俺が持つ沢山の会社との繋がりを示すモノは何もない。


何故ならば、俺の家族、親戚すら、俺が複数の会社の裏社長とは知らないからだ。


俺が殺し屋を雇う動機は明らかだが、俺が雇う金を払えることを証明しなくては始まらない。


死体も出てない現状では、殺人容疑としてすら捜査出来ない。


関係者4人が一気に行方不明。


こんな偶然が起きないとすれば、仕組んだ犯人は、動機がある犯人は俺しか居ないだろう、しかし、証拠はおろか、状況証拠さえない。


そんな中、俺は違和感を覚えた。


部屋だ。


部屋のちょっとしたシャーペン、消しゴム、ノート、布団の位置がずれてる気がしたのだ。


なるほど、なるほど・・、監視カメラか。


せんずりも見られながらになるな。


まあ良い。


頭を普通の高校生へ戻すだけだ、あんないじめはもう起きないだろうしな。






起きた。


起きてしまった。


いじめだ。


しかも前回とは違い、暴力面が大きい。


冗談ではない。







一週間経過した。


相変わらずこいつらはいじめてくる。


警察は・・見ているのだ、黙って、俺がいじめられてる様を見ているのだ。


犯罪者はこいつらだ!


俺じゃない!こいつらだ!なのに!警察は何もー・・。


理解した。


俺をそんなに殺したいんだな。


どいつもこいつも。


警察も、俺が変えてやる。


俺に暴力を振るうこいつらもだ。


覚悟しろ。







部屋に帰宅。


小皿5枚を五芒星形へ並べ蝋燭を灯し、小皿へ固定。


明かりを消す。


中二病並みに呪文を唱え、我が身にふりかかる全ての災いから助けたまえ!災いをふりかける者に復讐をお!災いを送り返したまえ!と腕を高らかに舞う。


きっと警察もこの映像を見て笑っている事だろう。


良いのだ、それで。


この儀式は、暗号なのだから。


我に関する全ての敵を殺せという、メッセージ。


監視カメラを持ってるのは、警察だけじゃない。






1、警察長官の娘が誘拐され、夜公園でガソリンをかけられた状態で見つかる。


ガソリン缶、ライター、着替えが並べて置いてあった。


2、現場指揮をとっていた部長の息子が誘拐され、全裸、卑猥な落書きを全身にされ、ナメクジだらけの格好で警察天下り先の大手建設本社の屋上から長いロープで足を下にして、宙ぶらりんでマスコミで報道された。


同時期、いじめ犯人らが一緒に帰宅していたところ、警察が見張っていたにも関わらず、スタンガンで気絶、誘拐され、海へ逃げられた。


海上保安庁が出動。


海上保安庁が近づいた時点で船が爆発していた。


焼けた死体が5名。


歯形からいじめ犯人らと断定。


警察はかんかんになり、俺を徹底的に監視。


だが、もうあの儀式は必要ない。


俺がもう終わりという儀式をしなければ組織は止まらない。


監視カメラが増えた部屋で盛大にオナニーする毎日。


俺は監視カメラがある生活が次第に当たり前になり、何も気苦労が無くなった。


人は慣れるモノだ。


対して警察は娘、息子の監視に無駄金を払い続けてるし、本人達の口座から金が消えたらしいニュースでやってた、行方不明と、船爆発事件での当時の警察の人がインタビュー受けてたんだ。


知らね。


いじめも消えたし、俺専属対策本部は地獄部屋と呼ばれてるに違いない、笑笑。


まあ、今では普通に生活してるよ。


警察は相変わらず諦めずに監視してるみたい。


ご苦労様です。


俺からは何も出ないのに。


出るとしたら現行犯逮捕した者達からかな。


でもまあ、逮捕は無理だと思うけどね。


何せあいつらは。


元々殺し屋だからね。



ああ。


いい忘れてたね。


俺が何の社長か。


逃がし屋さんだよ。


そ、夜逃げ屋ってやつ。



簡単そうでしょ?


とんでもない!


殺し屋を逃がすこともあるんだから!


でもあいつら、何か恩を返したがる生き物なんだよね。


だから働かせてやってるの。


言っておくが、警察関係は一人も殺してないよ。


だってあいつら仕事だからね。


私怨なんかお互い無い、からかう程度さ。


でも。


いじめて来た奴らは本音を言えば俺を殺したかった連中だ、そりゃあ、殺されても文句ないわな?


もうすぐ卒業だ。


MITは楽しいといいな。


え?結局何人殺したか?


おいおい、生々しいぜ、止めとけよ。


はあ?しょうがねえなあ、ったく。


小学生で5人、中学生で3人、高校生で11人だ。


警察も、偶然じゃないって気づいただろうなあ。


でも何も出来ない、歯がゆいだろうなあ。


俺を調べても警察が取り付けてないカメラ1個が出てくるだけ。


はっはっはっはっはっは。


ごーくーろーさんさーん。


END



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