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人物紹介(第二章)

♀♂ ロレーナ・ヴァネッサ・ミラネス(十七歳)

 オリオール公爵家に連なるミラネス子爵家の御令嬢……ということになっている謎の美少女(?)。その正体はロランが女装した仮の姿。

 長い金髪に菫色の瞳をした超絶美少女。多分、作中で一番の美人でどこからどーみても深窓の御令嬢以外の何者でもない。その魅力は義妹であるルネや敵であるオットマーやジェレミー第二王子の心を鷲掴みにした。

 ちなみに身長174cmでB82(パッド有)・W56・H85です。



♀ ベルナデット・イルセ・ラヴァンディエ(十六歳)

 ラヴァンディエ辺境伯家の次期領主。ラヴァンディエ辺境伯家はもともと隣国であるナトゥーラ王国の自治領であったが三十年前にオルヴィエール統一王国へと離反した。

 その際の約定によって例外的に直系長子であるベルナデットが女性ながら領主になることが保障されている。

 そのため一般的に金髪で白皙であるオルヴィエール統一王国とは人種が違っており、オリーブ色の健康的な肌と大きなアーモンド色の瞳が特徴的。なお裏設定では男性は筋肉質でオルヴィエール人に比べて手足が細めで、女性は胸の形がやや下向きで横に広がっている感じで大きい。

 民族的な特徴か物事を割りときっぱりと割り切って過ぎたことは水に流すのが大好きな性格をしている。



♂ トリニダード・フアン・ルシエンテス(二十一歳)

 ラヴァンディエ辺境伯家の門閥に連なるルシエンテス伯爵家の長男で、母親がベルナデットの父の姉にあたる褐色の肌に黒髪アーモンド色の瞳をした青年。

 当初は『トマス』と名乗ってロレーナたちの案内人を買って出た。

 実際のところかなり以前から『ストロベリーフィールズ』の町の調査を行っており、事前に潜入捜査も何度か行っていて、また不測の事態に備えて密かに伏兵を準備しておいたりもしていた。

 従兄妹にあたるベルナデットのことは実の妹のように思っている。実際のところ実質的にラヴァンディエ辺境伯領を治めているのは彼の父親であるルシエンテス伯爵であり、伯爵も含めてベルナデットの婚約者であるフィルマンには不信感を抱いている。



♂ 陽太(ようた)(十二歳)

 ロレーナたちが『ストロベリーフィールズ』で助けた少年。

 父親(故人)がリャパウン人で母親(失踪)がナトゥーラ人の黒髪(天然パーマ)、黒目、オリーブ色の肌をしている。

 現在はダイヤモンド鉱山の奴隷として採掘に従事させられていたが、父親を通して鉱山主の秘密を知ったことから始末されそうになっていたところをロレーナたちに助けられた。

 事件の後は紆余曲折を経てトリニダードが後見人になり、きちんとした生活を送れる様になった。

 ロレーナに淡い初恋の想いを抱いており、その後、成長した後、その体験と想いを小説にしてベストセラー作家となる。



♂ オットマー・ボイムラー(四十五歳)

 『ストロベリーフィールズ』を取り仕切る鉱山主……の偽者。

 もともとは〈シェイプシフター〉という姿かたちを変えられる魔族の末裔であったが、その能力を生かしてとある国で軍人となった。だが正体が露見して脱走し、その後裏街道を転々として、とある組織に拾われて三年前に本物のオットマーを殺害して成り代わった。

 非常に悪趣味な成金趣味の人物で、とにかく金の掛かったもの、綺麗なものを蒐集するのが大好きである。

 そのためロレーナに偏狂的に思いを馳せる。



♂ イェルド(三十二歳)

 王都のもぐり冒険者ギルドに所属する冒険者。通称〈剣鬼〉(ソード・デビル)

 剣の達人であり、もともとオットマー(偽)が軍人だった当時に部下であった。

 剣によって成り上がることを夢見て、そのため上昇志向の強かったオットマー(偽)とは比較的馬があったため、その後、軍内で問題を起こして放逐されたイェルドを拾って、部下……というか剣客扱いをして使っていたが、統一王国内で内乱が起きた為、そちらに参加すべく袂をわかった。

 その際に餞別代りに貰ったのが、もともと陽太の父親が持っていたリャパウン製の大小の刀である。

 その腕前はロランやジーノも舌を巻くほどであった。



♂ 〈剣聖〉エベラルド・ベニグノ・サバラ(六十六歳)

 オルヴィエール統一王国はもとより周辺国にもその名が知れた超剣士。

 統一王国の総剣術指南役であり、いちおうは子爵ということになっているが立場が立場なので、国王でも頭が上がらない。

 身長196cmの巌のように堂々たる体躯をした白髪白髭の見るからに気難しい老人。

 白銀の『聖剣ゼファーナ』を愛剣としている。ゼファーナは西風の精霊が鍛えた業物で、神剣ほどの神がかった能力はないが、それでも他の剣とは一線を隔す能力を持っている。これに〈剣聖〉の技が加われば大抵の相手には鬼に金棒である。

 なお、〈剣聖〉という割りに当人はただただ剣で斬りたいだけの剣術馬鹿の極みであったりする。



? 〈神剣ベルグランデ〉

 全長三メトロンほどの超巨大な〈神剣〉。

 その正体は有史以来この世に顕われた百本の〈神剣〉が結合して顕われた最強にして最大の神剣である。

 なお、〈神剣〉という名前に反して、中には槍や斧や弓などまで存在するが一括して〈神剣〉とされている。

 ちなみに九十九本がこれまで存在した既存の神剣であるが、うち一振りだけがロラン本人専用の〈神剣・至高の栄光(ル・ソレイユ)〉であり、これこそが〈真・神剣〉とも呼ぶべき存在。

 ロランは百本の神剣をすべて扱えるが、同時に能力を開放させて問答無用で相手を消し飛ばしたり、広範囲に殲滅(本気を出せば一度の攻撃でオルヴィエール統一王国の国土の半分を地図から消し飛ばすことも可能)させたりもできる。

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