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ペンの勇者 勇者の秘密  作者: AAA
一章 学園の準備
8/17

教皇

 ライク「……ということなんです」


 幾つかの情報(魔王の呼び方とか)を教えずにある事は伝えた。


 ミヒト「他には」


 チラチラと父さんの方を見る。


 キルダ「ミヒト、それぐらいにしておけ」


 ミヒト「なによキル」


 キルダ「……」


 父さんは母さんをじっと見つめる。父さんの言いくるめの必勝パターンだ。


 ミヒト「……わかったわよ」


 キルダ「愛してるぞ、ミヒト」


 ミヒト「はいはい、行くわよリリさん」


 リリ「えっちょっと」


 母さんに引きづられて、リリさんも連れられていく。


 キルダ「で、どうなったんだ」


 ライク「実は……」


 元魔王に気に入られた事、勇者の事、勇者の条件について。話して居ないことを包み隠さず話す。


 父さんは頭を抱え。


 キルダ「流石にやりすぎたか、でもなぁ」


 ぶつぶついい。


 キルダ「ライク、新たな女性の呼び方を教えてやる」


 唐突な講義が始まった。


 ライク「久しぶりだね、この話は」


 キルダ「母さんにやるなっていわれてたからな、本来は好かれる為に教えたはずだが」


 ライク「あの村じゃてんで意味なさなかったからね」


 というか、あの村で機能したものなんて殆どなかったような気がする。


 キルダ「少しは意味はあったと思うぞ。現に今はいい方向に移ってるからな。さて今回は女性の呼び方についてだ。流石にお姉さんだけだと通用しなくなってきた」


 ライク「お姉さんじゃ駄目なの?」


 キルダ「そろそろそれじゃ通用しなくなってくるからな。敵意についてはわかるな」


 ライク「村のみんなみたいな状態」


 こちらに攻撃だけして、守っては貰えず、反撃したら怒られる。うん敵意だ。


 キルダ「じゃあ、その反対は」


 ライク「保護でしょ」


 相手に敵意を出す状態ならそれで間違ってないはず。


 キルダ「保護されるには」


 ライク「友情や愛情、相手から好意を貰う」


 ジョッシュとかがそういう関係かな、互いに信頼しあって外敵から守る。


 キルダ「そこで好意を貰う方法で異性を選んだ理由は」


 ライク「弱さがわかるという点と褒めやすいから」


 キルダ「そうだ、女性は共通して若さが褒め言葉になる」


 ライク「ならないのは僕と同じ子供だから、そういう見た目なら逆に大人に言えばいい」


 そこで出てきたのはお姉さんという言葉だ。若くても年上に聞こえ、老けていれば若く聞こえる。父さん曰くハズレのない回答らしい。


 キルダ「まぁ、後数年はこれで持つと思うが。今のうちに他の言葉を覚えておけ。そろそろ言っても敵意だと思う人物も出てくるからな」


 ライク「いつかいってた馬鹿にしてるって事?」


 キルダ「それもあるがな。それよりも連れから敵意をもたれる可能性が高い」


 ライク「連れ?」


 キルダ「ようは父さんと母さんみたいな関係の相手なら、片方褒めるより両方褒めた方がいいんだ」


 そういうものなのか。


 ライク「それでなんて言えばいいの」


 キルダ「基本的に母さんみたいなのには婦人を使う。本来は普通に女性に使う言葉だが、若さがもう必要ない結婚した夫婦とかならそっちを使った方がいい」


 ライク「若さが必要ない?」


 キルダ「簡単に言えば。【褒められて欲しい相手が決まっているんだ】だから褒めようが響かない。そういう相手には基本褒めてもらいたい相手に褒めてもらうように誘導する。【綺麗な人ですね】と連れの相手にな」


 あぁ、だから村の人たちは反応が薄かったのか。


 キルダ「最もこれは連れの状態が重要だ、相手が怒ってたりしたら悪口を言う。機嫌が悪い時はとげのある言い方になるだろ。そんな時は愚痴を吐き出させることが重要だ。吐かせたうえで【共感した上で催促をするのがベストだ】連れである以上必ず良い点ぐらい持ってるさ。逆に言えないならそれは何か問題がある。深追いは……余りするなよ」


 ライク「まぁ、なんとなくわかったよ」


 キルダ「いいか、ライク。人間何考えてるかなんてわからない。だから【相手を知ろうとすることを忘れるな】例えウルでもだ。相手を知っておけば対応も変わってくる。ラインちゃんとかな」


 なんでそこでラインの名前がでてくるのかな。


 ライク「ラインは関係ないでしょ」


 キルダ「さてどうだがな」


 父さんはニヤニヤと笑う。それがこちらから見るとたまらなく不愉快だった。


 キルダ「それじゃあ、今回はこれで終わりだ。連れが居る場合は婦人。自分じゃなく連れに褒めさせろ以上だ。ほら戻るぞ」


 ニコニコと笑いながら、母さん達の所へ戻っていく。


 ライク「別にラインの事なんて」


 心臓がチクリとする。随分前に味わったことが歩いた痛みだ。


 キルダ「ほら、遅れてるぞ」


 ライク「待ってよ」


 こうして、父さんとのよくわからない講座はおわった。




 ……


 ライク「ここがベル」


 結局、予言を確かめるためにまだ誰も居ない【ベルという国に来た】


 リリ「余りきたことないのよねぇ。ここ」


 ミヒト「こないのにテレポートできるようにするのね」


 リリ「テレポートは信頼の証なのよ。簡単に言えば使えるなら有名どころは全てとっておいた方が身の為よ犯罪犯に間違われるから」


 ライク「どういうこと?」


 話についていけない。


 リリ「何処でも移動できるような人間を国は黙っちゃ居ないってこと。だからできるところは例え高くてもテレポートを買うのよ」


 ミヒト「へぇ~、金かかるのねぇ魔術も」


 リリ「変わりに装備はあんまり必要ないのよね。道具も使うまでやらないし」


 そういえば、リリさんが何か持ってるところ見たことないな。


 ライク「格闘技でもやってるんですか」


 リリ「私ぐらいになると、戦闘でも尽きないのよ魔力は」


 ふふーんと満足げに手に炎を出してみる。


 ???「そこ、町の中では魔法は禁止ですぞ」


 リリ「はい、すみません」


 ???「ここは、クアンではないんですから気をつけるように、運が悪いと留置所もありえますぞ」


 リリ「はい、肝に免じます」


 あぁ、せっかくの気分が。ここはフォローしとかないと。


 ライク「実際に実用的な魔法を使うとどうなるんですか」


 ???「ふむベルは初めてですかな」


 ライク「えぇ、リリさんは何回が来たことがあるんですけど。それで僕がリリさんにお願いしまして。結果は少しの魔法でも優秀な憲兵さんが来ることがわかって凄いんだなと」


 ???「ふむ、私が優秀とな見る目がありますな。まぁそういうことでしたらこちらも言い過ぎでした。この程度の魔法では捕まることはありませんよ。まぁ注意されることはありますけどね。公共の場でやって良い場所が決まってますのでそこは役所で聞くとよいですぞ」


 よし、少なくともフォローはできてるな。


 ライク「ありがとうございます。憲兵さんもお仕事頑張ってください。後教会はどちらですか」


 ???「はっはっは、教会はあちらを曲がった所ですぞ。では私はこれで」


 憲兵は上機嫌で離れていった。これで何かあることはないだろう。


 ライク「じゃあ憲兵さんの教えて貰ったとおリにいこ」


 ミヒト「やりすぎじゃないの」


 キルダ「これぐらいの方が好感が持てる。好意が欲しいだけだからな」


 リリ「私でも、流石にこれは」


 他の3人が困ってる。あの行為の何が問題だったのか。


 ライク「何か問題だった?」


 キルダ「いや、なんでもないさ。さぁ行こうか」


 ……変なの。


 憲兵の言うとおリに進んで教会についた。


 扉を開け開口一番。


 リリ「げっ」


 いつもとは違い、リリさんが反応する。


 ???「げとはなんだ。まるで嫌な奴に会った言い方だなリリアーヌ。んで予言はそこの少年か」


 顔がちょっと怖い爺さんがこちらを見つめている。


 ライク「はじめまして、ライクと申します」


 ???「ふむ」


 扉の前に居るのは申し訳ないので中に入る。


 ミヒト「ライク」


 キルダ「まぁ、任せておけ。俺達がやるよりいいかもしれない」


 爺さんは歩かない。だから僕が前に行き。近くにたったら一礼を行う。


 ???「ふむ、少年ライク。質問だ」


 ライク「なんでしょうか」


 ???「お主は、錬金を使えるか?」


 ライク「錬金とはなんでしょうか?」


 錬金なんて言葉は知らない。よってそれはわからない。


 ???「では、調合は?」


 ライク「塗り薬や解毒剤なら」


 ???「では、病気を一瞬で治癒できるものは?」


 あぁ、この爺さんはあれについて聞いてるのか。


 ライク「調合ではできません」


 爺さんの顔がピクリと動く。


 ???「魔法か?」


 ライク「いえ違います」


 ???「では何だ?」


 周囲を見渡す。ここにはどうやら大勢の人が居るようだ。


 ???「・・・、ついてこい。あぁ他のは待っておれ。盗み聞きとかしたら【焼くぞ】」


 その言葉には明確な敵意がこめられて居た。


 そうして、リリさんが悪態をついた爺さんに連れられて地下の部屋まで来た。


 ???「ここなら誰にも聞かれない。それでどうやったんだ」


 ライク「それを話す前に保障を」


 ???「安心しろ。敵に回すようなことはせん」


 ライク「それだけでは足りません。聡明な賢者ならわかるとは思いますが」


 爺さんは黙り込み。


 ???「何が欲しい」


 ライク「この情報を教えてくれた人物の安全を」


 ???「わからないものを保障はできん」


 ライク「今すぐ連れてきます。しかし連れてくるからには」


 ???「保障は確定しろと。ふむちょっと待っておれ」


 爺さんが何やら詠唱を唱え。空間に幾つもの窓が出る。


 ???「それで何かわかったか?」


 ???「それを証明するのに、お主らの保障が必要なんだと」


 まぁ保証がないとね。色々と出せないから。


 ライト「あっ、バルト国が入るなら完全に秘匿です」


 その言葉に全員が驚愕する。


 ???「理由は?」


 ライト「私は【勇者ウル騎士団】の被害者です。ついでにクアンには恩があります」


 こういう嫌がらせはしておく。


 ???「ということだ、お主は外すぞ」


 ???「おい、ちょっと待て」


 そうして1つの窓が消える。


 ???「それで、連れは?」


 ライク「いいんですか、はっきり言って無茶振りなんですが」


 ???「しないと話さないんだろう。ならしてやる。言っておくがことはそれほど重要なことなのだ」


 右手で召還する。


 煙がでて、オッゾさんが召還される。その姿を見て。全員が声を失う。


 最初に声が出たのが、オッゾさんだった。


 オッゾ「ライク。この状況は」


 ライク「国を歩く許可をと思って。大変なんでしょ」


 ???「お主、こやつは……なんだ」


 なんだと言われても。どう話そうか。


 ライク「病気の治癒の力はこのお方とその連れからいただきました」


 ???「その連れは」


 片目が熱くなる。


 ???「私だ」


 前に再度煙が吹く。自分より背が高い人が見える。


 ???「昨日、数ヶ月ぶり、1年ぶりいや、数時間ぶりか童」


 ライク「お姉さん、1日ぶり」


 ニコッと笑う。相変わらず僕はその目に惹かれる。


 ???「ひぃ」


 窓から悲鳴が聞こえる。


 ???「安心しろ【魔王の時期は終わった】お前たちとも敵対する気はない」


 ???「【適合者】か」


 適合者また変な言葉が出てきた。


 ???「今はそう呼ばれているのか。まぁどうでもいい。それよりも【約束は守ってくれるのだな】」


 恐らくは前で笑っているのだろう。


 ???「いかん、それはいかんぞ」


 ???「名前のない人物や、犯罪者ならともかくそれは駄目だ」


 ライク「なんで?」


 ???「そいつは【魔王】だ」


 おかしくないか。


 ライク「元魔王でしょ」


 ???「元でも魔王は魔王だ」


 ライク「反省してるのに?」


 ???「反省したとかしてないとかではなく」


 目の前の爺さんは1人黙り込み。


 ???「いいだろう。クアンはお主たちの安全を保障する」


 ん、クアン?


 ライク「賢者さんは、ベルの司祭じゃないの」


 ???「わしはクアンだベルはその右上だ」


 窓の右上を見る。


 ???「正気か?」


 ???「少年の言うとおりだ。それに予言を見ただろ」


 ???「【国を救う勇者、大陸に祝福をもたらす者なり】ベルに使いを出させよ。さすれば」


 ???「祝福があらんことを……か。わかったベルも認める。リンザはどうする」


 最後の窓は沈黙している。数分後。


 ???「予言だろうと認められない。リンザは許可できない」


 ???「構わんが、バルトには」


 ???「秘匿にさせてもらう。クアンから使いを出せ。記憶ごと消してもらう」


 ???「了解した、後でだそう」


 そういい終わると、リンザの代表は。


 ???「悪いがこれでひかせてもらう。暫くは働けそうにない」


 ???「神のご加護があることを」


 爺さんは両手を上げ祝辞を述べる。


 ???「神のご加護があらんことを」


 そういいリンザの国も消えた。


 ???「さてもういいか」


 ???「あぁ、少年ライクよお主も戻れ」


 ライク「いいんですか?」


 聞いておいた気がいい気もするが。


 ???「あぁ、もうお主に聞くことは無い」


 ???「私も終わったら帰るから安心するがいい」


 爺さんから何かを渡される。


 ???「宿のチケットだ。手間賃と思っとけ。ついでに明日も呼ばれるから。ちゃんと滞在しとくように、リリアーヌにも伝えとけ」


 ライク「はい、リリアーヌお姉さんにも伝えときます」


 爺さんは再度面食らった顔をする。


 ???「いや、もう何も言うまい。あんな娘だが仲良くしてくれ」


 ライク「はい、わかりました」


 そうして扉を出ようとした際、遺跡のお姉さんに止められる。


 ???「待て」


 ライク「なんですか、お姉さん」


 その言葉に一瞬表情が緩む。


 ???「嫌、そのなんだ……ありがとう」


 その後ろに見える男性人全員が口を開けていた。


 ライク「こちらこそ、いいご縁をありがとうございます。では」


 そういいドアをでた。恐らく部屋の中の相談はよく行くだろう。


 そうして僕たちはおじいさんのプレゼントにより今日は今までに泊まったことがない豪華な宿に泊まれた。


イオン「これで、無罪放免だな」


???「これは……何かの手違いだ」


手違い?はっ、牢屋にぶちこんでおいてよく言う。


イオン「それで、無実の罪で勝手に犯罪者にしてぶちこんだことに関しての罰則は?」


???「それは、貴様が干渉」


イオン「干渉?てめぇらができもしねぇくせに管理するとか言って外注して無理やりやらされている英雄に対して。超法規的措置で平和を守るために行った行為を違法だと?」


まぁ、今回は新人がへましたのもあったがそれでも俺を出し抜こうなんて。1世代早い。


あいつ「勇者イオンに関しては、ちゃんと魔王が出現したことは観測されております。また誕生時点では勇者が居なかったことも」


???「そうだ、それがおかしい。何故勇者がいない。相対者ではないのか」


んなもん、魔王ほっぽり出して別の場所でちちくりあってた……って言えるわけねぇよな。


イオン「んなもん、新たに観測された未知の勇者の影響なんじゃねぇの?まぁ、何にしても俺は魔王を倒した。証も持ってる。一方お前は証拠もなく私的利用と俺を幽閉、あげく勇者抹殺の犯人として仕立て上げ、牢屋にぶちこんだ。最も今現状において、どちらが信用に値するかは明白なんじゃないか?」


実際は色々ややこしい話なんだが、別にこいつらに言わなくてもいいだろ。


???「観測者ミギーは今回の観測から除籍」


イオン「それだけ?」


???「イオンにたいしては謝罪と・・・」


イオン「勇者派閥の責任をまずやれよ。下がとちったら上が穴を拭くのが組織ってもんだろ」


???「観測者イオンの・・・」


イオン「特例措置により。最高権限でいいんだよな」


???「権限のあげるには、議会による……」


イオン「その議会に頼った結果牢屋にぶちこまれたんだが。わかってるよな冤罪の重さは。それに別に自由にやってもいいんだぜ」


???「……」


後もうひと押しって所か。


イオン「履き違えるなよ、好きでここにいるわけじゃない。神様とか言う胸糞悪いやつが俺を勇者に指名して。それで魔王を殺して、そして勇者を殺そうとしてきたから故郷を壊して。そんでお前らが現れて、死ねというからそいつらも殺して。それでそっちが譲歩してきたからふっかけにふっかけてそんで今ここにいる」


まぁ、実際はこれの5割増しぐらい酷いんだがな。全く、魔王派閥からもお呼ばれしてたんだぜ。勇者なのにな。


???「……」


イオン「わかる?他のやつらみたいに鎖に繋がれてんじゃないんの?外に出るとめんどくさいから大人しく繋がってあげてるの」


あいつ「まぁまぁ、それぐらいにしといて」


ちっ、横やりが入ったが。


???「……」


黙りか、こうなったら最終……


???「あぁ、君ご苦労だった」


一人増えた。この声は確か……


ヤコン「以降は私、ヤコンが管理する。君にもう用はない」


ヤコン……あぁ、俺を襲ってきた派閥の対抗の奴らか。


???「ですが……」


ヤコン「あぁ、それと本日を持って監督者ラハは管理者から追放となった。あぁ、安心してくれ後ろも全員居なくなるから」


後ろ……あぁ、そういうこと。


通りで情報が全然が入らないわけだ、裏で操作してたな。


ヤコン「全く、権利に走って魔王派と組んで、魔王誕生及び粛正をしようとは。やはり一度全てを壊した方がいいんじゃないか」


部屋から一人が飛ばされる。まぁいいきみだな。どうせ予知もあっちの手の者だったんだろう。


ヤコン「さて、それで……、権限が欲しいんだっけ」


イオン「あぁ、そうだ」


ヤコン「ふーん」


まじまじと見つめられる。なんだ魔眼か、それとも予知か。


ヤコン「とりあえず現状を教えてくれないかな、君が知ってること全てを」


その目は自身に満ちていた。全てを見通していると。隠し事は無意味だと。


イオン「別に教えてもいいが……聞いた責任はとってくれるだろうな」


ヤコン「ふん、私を誰だと思っている」


イオン「俺にタコ殴りにされた弟の兄貴だっけか」


堂々と殺す宣言をしたから、ボコボコにした奴の兄貴だったよな……確か。


ヤコン「ぐっ、弟は関係ないだろ。いいだろう、その責任背負ってやる」


どうやら、ことは俺の都合のいいように進んでいるみたいだ。


イオン「それじゃ、まぁ話してやりますかね」


あいつ「私は退席を……」


帰ろうとするあいつに手をかけ。


イオン「まぁまぁ、いいじゃないか。好きだろこういうの」


そうして、二人に今までの事を伝えた。


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