表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雲居なす  作者: 霜月透子
9/15

雨に煙る

ひんやり澄んだ雨のにおい

白く煙る行く末の(きざはし)のぼる


濡れた緑の艶やかさ

音を巻き取る細い雨

涼やかに秋誘う


重ねた季節を辿りつつ

取り出し眺める在りし日の(おぼ)


刺さる痛みを好んで受ける

幾度も幾度も受け止める

痛みこそ(うつつ)(あかし)なればこそ

癒えぬことこそ好ましく


移ろう季節を辿りつつ

去りし季節を巡りつつ

来し方行く末

融けて混じりて雨となる



ひんやり澄んだ雨のにおい

白く霞む来し方の(きざはし)くだる

静かな雨は捉われた悼み





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ