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カトゥオール シアンティフク 3  作者: 双鶴


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6/6

最終章 ネリマ クロニクル

「文化祭、始まったぞー!」

陽翔が叫ぶ。

「科学部、いざ出陣!」

「出陣って…展示発表だよね?」

結菜が笑う。

「でも、気持ちは戦だ。科学で、心を動かす戦い!」


科学部の展示は、タイトルがこうだった。

『ネリマ・クロニクル:都市の科学詩』

練馬区を巡った記録を、映像・写真・実験・詩・解説で構成したインスタレーション。

湊斗の映像が流れ、大翔の図解が並び、陽翔の実況が響き、結菜の詩が添えられる。



SNS投稿:@nerima_science_club

動画:展示風景+来場者の様子

「科学部、文化祭で“都市の科学詩”を発表中。練馬の光と熱と命を記録しました」

コメント:

・「映像、めっちゃ綺麗…」

・「キャベツの葉脈、あれ本物?」

・「#文化祭 #科学部の詩 #ネリマクロニクル」



「人、けっこう来てるね」

結菜が言った。

「“科学って、こんなに面白いんだ”って言ってる人いたよ」

「やった!」

陽翔がガッツポーズ。

「俺の“菌感謝祭”も好評だったし!」

「納豆配布、意外とウケたね」

「俺、菌の着ぐるみ着た甲斐あった!」


「でも、モテてはない」

陽翔が言った。

「科学でバズっても、恋には発酵しないらしい」

「それ、うまいこと言ったつもり?」

「うん…ちょっとだけ」

「でも、科学で誰かの心を動かせたなら、それで十分じゃない?」

結菜が微笑む。


湊斗は、展示の最後に流れる映像を見つめていた。

キャベツ畑の葉脈、光が丘の影、清掃工場の煙、撮影所のレンズ、牧場の牛。

それらが、静かに繋がっていく。

「都市は、科学の舞台だ」

彼はつぶやいた。

「そして、僕らはその観察者であり、記録者だ」



SNS投稿:@nerima_science_club

動画:展示のラスト映像+湊斗のナレーション

「都市は、科学の舞台。僕らは、その観察者であり、記録者だ」

コメント:

・「この言葉、好き」

・「#科学部の記録 #ネリマクロニクル」

・「来年もやってほしい!」



文化祭が終わった夕方。

4人は、部室でジュースを飲みながら振り返っていた。

「楽しかったな」

陽翔が言う。

「科学って、やっぱり面白い」

「そして、伝えるって大事だね」

結菜が言う。

「俺、来年は“都市の水”をテーマにしたい」

大翔が言う。

「いいね。水道管から川まで、全部科学だ」

「じゃあ、次のタイトルは…」

湊斗が言う。

「“ネリマ・アクア”とか?」

「それ、ちょっとかっこいい!」



SNS投稿:@nerima_science_club

「科学部、文化祭終了!来年は“都市の水”をテーマにします。#ネリマアクア #科学部の挑戦」

コメント:

・「楽しみにしてます!」

・「#科学部推し #来年も絶対行く」



こうして、科学部の“ネリマ・クロニクル”は幕を閉じた。

でも、記録は続いていく。

都市の中に、科学は息づいている。

そして、4人の自転車は、また走り出す。

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