表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旅人ライラは不老不死  作者: 飛鳥ソラ
始まりの章
36/216

雨上がり、水の都へ。1

次の日の朝。

空には虹がかかり、雨も嘘のように晴れていた。

じめじめとする感触も和らぎ、旅をするのにちょうどいい。

日が昇り、私たちをゆっくりと照らす空はどこまでも澄んでいる。

空気も寒い大陸だからこその美味しさがあって、旅の再開はとても良いものになりそうだ。


「ラスはこれからどうするの?」


私たちを見送るラスに当然のごとく聞いていた。

仲間になろう、そんなことはお互い望んでいない。

でも社交辞令と親睦を深めた仲だからこそ、今後のことは知りたかった。

ラスたちの一族はこれからヒースと戦うのかもしれないのだから。


「とりあえずは動かずに余生を楽しむさ。戦となれば全力でこの身を捧げるがな」


「くれぐれもお身体には気をつけてくださいね」


途中で目を覚ましたヒスイもラスには打ち解けたようで、ラスの目を見て応えていた。

ラスは嬉しそうに笑っている。

もしかしたらこれが最後の場面になるかもしれない。

でも私の旅は今までがずっとその道のりだった。

ヒスイと出会って誰かと出会うこと、別れることの重大さに気づいた気がした。


「じゃあね、ラス。元気で」


「ああ、二人ともな」


そう言い残して私たちは雨上がりの洞窟を去った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ