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一年彼女  作者: 葉月 優奈
八話:一年彼女の人ならざる姿
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中本とシャツの男の反応で、俺はすぐに理解した。

二人が、すぐさま両側に離れる。

中央に鼠色のスーツの男は、風格がある。

鋭い目は、なんだか怖い。今まで見たことがない鋭い目で、俺を見ていた。


「よお、小僧」

「お前は?」

「若葉を呼べ」

そのまま持っている拳銃を、俺に向けていた。

全く迷いがない、その目は俺をはっきりと見ていた。


「それでも再葉は渡すわけには……」

だけど、俺の言葉が終わらぬうちにスーツの男が引き金を引く。

その拳銃は俺の頭をかすめた。俺の頭のてっぺんの髪の毛が、何本かハラハラと落ちていく。

それを見た瞬間、俺ははっきりと震えていた。


「お前の感想は、聞いていない」

凄みの増した顔は、迫力があった。

俺ははっきり言って怯えていた。


(怖い怖い怖い)

あの男は、確実に俺を殺す気だ。

全く迷いをなく、ためらうこともなく俺を殺せる男だ。

だから、俺は単純に怖かった。

だけど、死んでしまえば再葉に会えなくなってしまう。


(どうする、俺は?)

「さあ、選べ。最終宣告だ」

スーツの男は、俺に強く言い放っていた。

俺の心は、体とともに揺さぶられていた。



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