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一年彼女  作者: 葉月 優奈
七話:一年彼女の隠された秘密
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中本と俺は、放課後二人になった。

正直言って、中本は少し普通ではない。

俺が中本に従っていたのも、再葉により近い存在だと思ったから。


それは間違いではない。

中本は、普通の学生ではないと付き合っていってわかった。


「ここが、いいわね」

「今度はここか」

中本の都合で、あちこち連れまわされた。

意地の悪いところは、今も変わらない。

そんな中本と一緒に来たのが、マンション近くの公園だ。

この公園は、俺の思い出もある場所でもある。


「いつもの公園か」

「ええ、そうね」

「中本、そろそろ話をするべきじゃないか?」

「あら、デートを純粋に楽しみたいの」

「はぐらかすなよ。お前は普通ではない」

俺の言葉に、俺から離れて不敵な笑みを浮かべる中本。

公園は、俺と中本しかいない。


「あら、そう思うの?」

「お前と再葉はどんな関係だ?」

「それ聞くの?」

「幼なじみは嘘だろ」

「いいえ、本当よ」

それを悪びれる様子もなく、淡々と言う中本。

中本は、女子高生。だけど再葉は不死者。どう考えても釣り合わない。

二十五年も生きた俺の彼女は、時間逆流に苦しむ少女だ。


「なんで、そう言い切れる?」

「それはね……私も彼女と同じ境遇にあるからよ」

中本は、真剣な顔で俺に言い放ってきた。

その顔は、とても冷めた顔を見せていた。



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