表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一年彼女  作者: 葉月 優奈
七話:一年彼女の隠された秘密
91/161

091

翌日の俺は、日常が待っていた。

それは学生という日常、昼休みだ。

いつも通り教室でご飯を食べると、そこに現れたのは恵理那だ。


「なんだ、恵理那か」

「ええ、何よ?嫌そうな顔をして」

「そんなことはないけど」

「あたしはあるから」

恵理那は、俺に迫ってくる。だけど恵理那に対して、俺は冷めた目を見せた。


「なんだ?」

「最近、本郷君は元気ない」

「そうか、いつも通りだが」

「いいえ、何か困った顔をしているから。進路にでも迷っているの?」

「いや、そうじゃない」

「じゃあ、何でそんな顔をするの?」

「俺がそう見えるのか?」

恵理那に対して、パンを持ったまま俺は顔を見合わせた。

俺と目が合った瞬間に、恵理那は不意に目をそらす。


「そう見えるから、言っているんでしょ」

「そうか、気を付ける」

「中本さんでしょ」

「それも違うかな。恵理那」

俺は首を横に振った。


「じゃあ、なんなの?私に相談できることはない?」

「ああ、それは大丈夫だ。これは恵理那の手にも負えないことだ」

「どういう意味?私が頼りないっていうの?」

恵理那は、不機嫌な顔を俺に見せてきた。

頼れるクラス委員長は、俺を睨むように見ていた。


「そうじゃない、恵理那は頼りになる」

「えっ、そんなことを言われても」

「頼りになっても、これはどうしようもないことだ」

「家族のこと?」

「いや、違うけど……」

「あら、何の話をしているのかしら?」

俺と恵理那の中に、突然中本が割り込んできた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ