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一年彼女  作者: 葉月 優奈
六話:一年彼女を知る転校生
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神社の上から出てきた迷彩服の軍人が二人。

平日の夕方に、こんな場所にいるのは不自然だ。

俺が隠れているのは神社のすぐそばにある茂みの中。

神社に行く途中には林のように木々がこのあたりだけ立っていた。


「あれは……サバゲーかなんか?」

「実銃よ」俺の隣で同じように潜む香音は、軍人を見ながら答える。

俺たちが隠れているのは、軍人からはわからないらしい。


「実弾って、それが本当なら」

「静かにして」

俺の口を、素早く抑える香音。

なんだろう、前にもこんなことがあるような気がする。


「いたか?」

「いや」なんだか、二人して何かを探しているようだ。


「しかし、人使いが荒いよな」

「まあ、仕方ないさ。この仕事は金だけはいいからな」

「全くだ、金が悪ければこんな仕事はしないっての」

「だけど、あんなことをするとは非人道的だよな」

「噂だと、抹殺されるとか」

「マジか……」

軍人の二人組が、何やら物騒な話をしている。

なんだか、その言葉を聞いていると怖ささえあった。

ゲームの中でしか使われない言葉が、次々と出てくる。


「だけど、ここにもいないか。例の女は」

「まあ、そうだな。ほかにも神社がある。

さっさと調査しないといけないからな」

「ボス怖いからな……とにかくさっさと行こうぜ」

「ええ」

二人組の軍人は、最後まで俺らに気づかれることなく立ち去って行った。

俺は香音と息を殺して、ずっと見守っていた。



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