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一年彼女  作者: 葉月 優奈
『一年彼女』投稿23
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俺たちは駅に来ていた。

駅に来ていた俺は、ホームで電車を待っていた。

昼間の平日、人はまばらだ。

もちろん俺たちのような若い高校生はいない。


「いいのかな?」

「いいんだよ」

俺は再葉に言っていた。

二人でベンチに座り、電車を待つ。


「健斗は、暖かいのね」

「まあ、暑いぐらいだ。今は夏だし」

「そうね」


再葉は、俺のことを横で見ていた。

俺と再葉の二人の距離感が、なんだか照れくさい。

ホームで見ているほかの乗客の目線さえ、あまり気にならない。


「ねえ、どこにいくの?」

「再葉の思い出の場所」

「思い出?」

「俺はいろいろ考えたんだ。

だけど、再葉とデートをするのならどうしても行きたい場所があるんだ。

そこならば、再葉の記憶が一番戻ると思ったからだ」

「わかった。私は助かるの?」

「助けるって、言っただろ!」

俺は、再葉に約束をしたんだ。

絶対に再葉を救うって、記憶を取り戻すことを。


「ええ、信じる」

「ああ」俺は再葉の肩を抱き寄せた。

だから、俺は迷わなかった。

この先、何が待っていても、どういう運命が待っていても必ず助けるって。

再葉の手を俺は、離さなかった。


「いつまでも離さないでいてね」

「もちろんだとも」

俺は再葉と約束した。

そんな俺と再葉の前に、電車がやってきた。



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