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一年彼女  作者: 葉月 優奈
『一年彼女』投稿23
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少し時間がたっていた。

時間は午前十一時頃だろうか。

この日の最後、運命ならば再葉は死ぬ。

そんなことは、させるわけにはいかない。


俺は、中本に背中を押されて駅へと向かっていた。

その道中の商店街に、俺は来ている。

隣を歩く再葉の様子は、少し心が晴れているようだ。


「再葉、大丈夫か?」

「健斗、芙蓉を会わせてくれてありがとう」

「ああ」

「これで私は、思い残すことはないわ」

再葉は穏やかな笑顔で、俺を見ていた。

だけど、それはあきらめにも似た顔でもあった。


「何を言っている」

「私、わかるんです。運命の時間が、刻一刻と迫っているのを」

俺の言葉に、再葉は力なく答えていた。


「運命の時間か、確かにそれはあるけど。

俺のメモには、それはない」

「信じていいの?」

「俺を信じろよ」

俺は再葉をじっと見ていた。


俺はこのデートを、最後まで完成させないといけない。

このデートの完成は、運命の日を過ぎることにある。

それは、再葉が完全に記憶が戻らないといけない。


「でも、そのデートはどこに向かうの?」

「まずは、あそこだ」

俺たちの前には、コンビニが見えた。

そこで、俺は財布を取り出していた。


「軍資金が大量に必要だからな」

はにかみながら、俺は再葉にそう答えていた。



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