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一年彼女  作者: 葉月 優奈
『一年彼女』投稿23
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(KENTO’S EYES)

ここは、マンション近くの公園。

中本は、雲吞の再葉の話を続けていた。

そのあと若葉に出会って、再葉は雲吞を出ていく。


中本はあの実験の後、再葉と別れた。

再葉が、雲吞を抜けたきっかけになった。

それは、再葉と中本の価値を決定的な話。


「だから、私は再葉が嫌いだった」

「そう、芙蓉」

「今、芙蓉って言ったよね?」

再葉の顔を見て、中本が手をつかんだ。


「ええ、芙蓉でしょ」

「戻ったの……」

「少しだけ……」

「そうか、戻っているのか?」俺はどこか少しうれしかった。

再葉の記憶は、やはり戻っている。

彼女の過去は、それでも浮かない顔を見せていた。


「辛いか再葉?」

「はい、あの時は……」

再葉の目から、自然と涙があふれていた。

それは体を震わせて、泣いていた。


「大丈夫か?再葉」

「ええ、私は雲吞の再葉だった……」

「いいえ、あなたは優秀な不死者」

それを続けていたのが、中本だ。

険しい顔で、再葉を睨んでいた。


「あなたは私よりも優秀なのだから、どうして雲吞をやめるの?

あなたは、雲吞に求められているのだから」

それは、中本の心の叫びのようにも聞こえてきた。



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