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一年彼女  作者: 葉月 優奈
十一話:一年彼女が死ぬ運命
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俺のそばには、しゃがんでいる再葉がいる。

肩を出したワンピースの再葉と距離が近い。

アルバムを一緒に見ながら、再葉が質問をする。


「これは、松原さん?」

「ああ、響だ。響はこの近くに住んでいるからな」

「そう、いじめていたという」

再葉をいじめている響、中学三年のことだ。

だけどそれも再葉は、忘れてしまっている。


忘れていることは都合がいい、だけど記憶がなくなることは嫌だ。

辛いことさえも、なかったことにされてしまう。


「この子は?」

「ああ、近所の女子だよ。俺は……」

「女の子ばっかりですね」

俺のアルバムのほとんどに、女子がたくさん写っている。

カメラが好きな俺の二人目の姉が、撮っているわけだが。

そのほとんどの写真に、女子が写りこんでいる。それも、多種多彩だ。


「恥ずかしながら、男性の友達がいないんだ」

「どうして?」

「同族嫌悪なのか、男性と話があまりあわない。

別に女子系男子を、俺が目指しているわけでもないけどな」

「確かに男っぽい、かも」

「なんだよ、まあ子供のころは姉の化粧の実験台だったけどな」

俺には三人の姉がいる。

いずれも少し年が離れていて、母親に近い感覚だ。


「でも、小さいころの健斗は楽しそう」

「再葉のアルバムも、みたいな」

「若葉はないと言っていました」

「そうだろうな、だからこれを頼んだ」

そう言いながら、俺はスマホを取り出した。

スマホを操作し、一人の協力者を呼び出すことにしていた。




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