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一年彼女  作者: 葉月 優奈
一話:一年彼女と出会いの日
14/161

014

俺は家に帰ってからも、湖で落ちた時と同じような夢を見た。

あの後、俺は助け出された。

湖に入った俺を、遊覧船のスタッフが助けてくれたらしい。

助け出された俺は、もちろんこっぴどく怒られた。


明日は、学校で起こられると思うと憂鬱になる。

そんな俺が、目を覚ました。


(なんだったんだ、あの夢は)

何度も見ている夢は、俺にとって苦しみしかない。

帰りの電車で、再葉と一緒に帰った。

互いに無口になった俺は、結局再葉に謝れなかった。

謝りたかった再葉は、電車の中で眠っていたからだ。


(こういうのが、再葉が言う運命なのだろうか)

ベッドの上で、体を起こして青いカーテンから朝日が差し込む。

再葉は、運命を信じている。

だけど、俺は信じたりはしない。


結局、メモを見ることはできないし、本人も嫌がっている。

何より嫌がる彼女から、メモを取り上げるのは良心が痛い。


(今日はちゃんと謝らないとな)

俺は再葉に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

そんな中、俺は足元に何かを感じた。


「なんだ?足元に」

俺は、ベッドの足元に何かいるのを感じた。

足元のあたりが、大きく膨らんでいる。


「まさか……」

「そう、まさかよ~」

それは俺の足元に隠れた一人の女。

短い髪の女が、下着姿で俺の前で手を広げてきた。



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