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一年彼女  作者: 葉月 優奈
十一話:一年彼女が死ぬ運命
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未来は、再葉と一緒に暮らしている。

そして、同じ不死者の研究をされた人間だ。

だからこそ、彼女の価値観や見えているものは大事だ。


「再葉が好きなものは、一体なんだ?」

「あなたよ」

「即答だな」

「あなたのことを、いつも話していた。

デートを始めたあの日から……ううん、その前からも美来に聞いたのはその話。

恋をしたとか、好きな人がいるとか」

「そうか」

再葉が美来に話をする姿が、想像できた。


感情豊かで、時に強引な再葉。

彼女がしつこいほどに美来に話をするけど、美来のうんざりする顔。

全てが想像できて、どこかうれしかった。


「あなたは再葉を救うために、美来に聞いたのでしょ」

「全くそうだ」

「だからこそ、再葉には素直に接するべきだと思う。

再葉は、あなたの言葉を待っているから」

「俺の言葉」

昨日、俺は初めてちゃんと告白をした。


だけど、その告白は最後までできなかった。

あの時、最後までできていればと悔いる場面もあった。

あの雰囲気を、もう一度作らないといけない。


「そこなんだよな……」苦笑いする俺。

「あなたには、期待しているわ。再葉のことを、女にしてあげて」

それは美来が、初めてしてきた俺に対する期待だった。



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