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一年彼女  作者: 葉月 優奈
十一話:一年彼女が死ぬ運命
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翌朝、俺はカフェに来ていた。

家に帰らず、そのままこのカフェに来ていた。

そのカフェは、サラリーマンが多くいた。

財布の状況は少し厳しいが、俺はジュースを飲んでいた。


「再葉の様子は、その後どう?」

俺の前には、香音がいる。香音は、やはり制服姿で俺の前にいた。


「ああ、体調がよくならない」

「そうね、彼女は負担が大きいから」

「香音」

「なに?」

「香音は、雲吞にいたわけじゃないのか?」

「香音は、初めからユズリハです」

淡々と答える香音だ。

落ち着いた顔で香音は、ずっとサンドイッチを食べている。


「結構、食うんだな」

「育ち盛りです」

「その割には、クラスで一番背が低いけどな」

「育ち盛りですから」

香音は、とても小さい。

流石に五歳で成長が止まった美来よりは、年上だけど幼くは見える。

中学生……いや小学生と言われても違和感ないだろう。


「香音の仕事ってなんだ?」

「基本的には、かわいそうな子の救済です」

「かわいそうな子?」

「ええ、ユズリハは初めからそうです。

国家事業ですからね、元は児童相談所ですし。

ただ、それが専門になっただけです。昨日、若葉さんから聞いていませんか?」

香音は、サンドイッチを軽々と平らげていた。

「まあ、そうだけど。それより本題に入る」

「再葉のことよね?」

「ああ、それと香音。お前のことでもある」

俺はじっと香音を見ていた。

香音は俺と向き合いながら、メニューに手を伸ばす。


「香音と再葉は、どんな関係だ?」

それは俺が、一番聞きたかったことでもあった。



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