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一年彼女  作者: 葉月 優奈
十一話:一年彼女が死ぬ運命
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若葉と俺は、話を続けていた。

再葉の容態は、安定してきたようだ。静かに寝息を立てている。


「もう、時間逆流はないのですね?」

「ええ、この時間……夜の十一時」

「再葉は、普通の人間だよ。どこにでもいる普通の女子高生。

これから、人並みに恋をして、勉強もして、幸せになる権利がある」

俺は、眠っている再葉を見ていた。


「それは、彼女も望んでいたの」

「だからあの爆弾か?」

理解している、タワーから飛び降りた再葉。

彼女は爆発した。リセットは成功したがその代価は大きかった。


「爆弾のことも調べた。もとは雲吞が作ったものだな」

「ええ、あの爆弾は雲吞製よ。

もちろん、この情報も盗んだのだけど」

「いろいろ雲吞から、奪ったんだな」

「そうしなければならなかった」

「ユズリハはそうなのか?」

「ユズリハの元は、児童相談所よ。

児童の虐待をするのが主、そもそもこれは公共事業だから」

「そうなのか」よくわからないが、そんな話のようだ。

だけど、そんなことはどうでもいい。


「再葉を救う方法だけど……」

「香音にも、今頼んでいるから」

「そうか」

「だけど、再葉を連れ出すのはなるべく控えた方がいいわね」

「え?」そんな俺は、首をかしげていた。


「時間が経つと彼女の体力が、だんだん衰えているから」

それは、再葉が疲れた顔を見せて体を起こしていた。



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