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一年彼女  作者: 葉月 優奈
十話:一年彼女の運命の時
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俺は制服を着て、あるいていた。

俺の隣には、インターホンを鳴らした奴がいた。

だけど、あの一件以来俺は警戒していた。


「緊張しているわよ」

「どの顔して、お前はここに来た?」

それは中本だった。

制服を着たまま、彼女は右腕に包帯がまかれている。

再葉の攻撃を受けて、彼女はダメージを受けた。

二日ほど休んだが、すぐに学校に復帰した。


「私は、もう雲吞ではないの。(ディン)は死んだわ」

「俺を誘拐しておいてか?」

「あの時は悪かったわね」

「それで俺が、許すと思うのか?」

しおらしい顔の中本に、俺は険しい顔を見せた。


「でも、あなたの手助けはするでしょ。学校さぼるのにね」

「俺には時間がない」

「再葉のこと?」

中本に言われて、俺は否定しなかった。

俺が襲われたのは、再葉の彼氏だったから。

再葉をおびき出すために、俺を拉致した。


「雲吞が再葉を作り、もてあそんだ」

「そうね、彼女は再葉も……私も、美来も作った。

だけど成功したのは再葉だけで、私の体はこんな化け物になった」

中本の足が、突然針のように変化する。鋭い足が、人間業とは思えない。


「結局私は化け物で、この世界に居場所なんかなかった。

だから、雲吞にいるしかなかったのよ」

それは、中本が落ち込んだ顔を見せていた。

だけど、俺はそれでも彼女に険しい顔を見せていた。



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