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一年彼女  作者: 葉月 優奈
九話:一年彼女の原材料
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俺の目の前に現したのは、水色の肌の人間だ。

昔、SF映画で青い肌の種族のヤツがあったような気がするな。

そんな青というか水色肌の人間。

面長の顔で、にやにやとしていた。


「やあやあ、君かな若葉」

「ええ、お呼びしましたよ。チュパカブラ」

「そうかい、ボクは忙しいのだがね」

「そんなことを言わずに」

「おお、再葉か」

そんな青い面長の男チュパカブラは、再葉にすぐに近づく。

そのまま、体をベタベタ障っていた。


「あなたは」触ってくるチュパカブラに、少し不安な顔を見せる再葉。

なんだか、セクハラおやじみたいだ。

「おお、アザが少なくなっている」

「アザ……」

「やはり、実験は成功したのだな」

「いいえ、それが……」

答えたのは若葉だ。

再葉の体をなめるように触れるチュパカブラは、若葉を見ていた。


「なるほど、アザの数で分かる」

「さすがは不死者のオリジン」

「オリジン?」

「君は誰かな?」

そんなチュパカブラは、ありえない首の動きで俺を見ていた。

なんだ、こいつ。関節が人間のものと全然違う。

柔軟性が、とんでもなく柔らかい。骨がないみたいだ。


「彼は、ユズリハの協力者です。

再葉の記憶復元に協力してくれる一般人です」

「となると……表世界の人間か」

「ああ、俺は」

「本郷健斗、だよね?」

「聞いていたんですか?」

「君の顔に書いているよ」

チュパカブラは、不敵に笑って見せた。

俺は、思わず顔を触れてみるがわからない。


「相変わらず御冗談が過ぎますよ、チュパカブラ」

「いやあ、人の時間を読み取るのは不死者として当然」

そんな能力があるのか、恐ろしい男だ。


「このチュパカブラは、オリジンとか言っていたけど……」

「そう、チュパカブラは、再葉と美来……あとは中本 芙蓉の元になった人物なの」

「え?」俺は首を傾げた。

それでも水色の肌の、ふざけた姿で俺を見ていた。



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