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一年彼女  作者: 葉月 優奈
八話:一年彼女の人ならざる姿
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俺は拳銃で撃たれた。はずだった。

俺の前には、一人の少女が前に立っていた。

それは、とても小さな女の子。

苦々しい顔を見せて、鼠色のスーツの男を睨む。


「久しぶりだな、美来」

「あんた、まだ生きていたの?(ディン)

「ああ、生きていたとも。

お前たち子供を、見つけなければならないからな」

「それは理世数るためでしょ」

美来が、丁というスーツの男に言い放った。

迫力のある中年男の丁は、冷めた目で美来を見ていた。


「お前のような失敗作には用はない。

再葉はどこだ?早く差し出せ」

「再葉を、あなたに会わせるわけにはいかない。

美来だけで十分よ。それに爆弾を……」

「そうか、それでも価値はまだある。

彼女は、最も成功した不死者だからな」

丁が上げた手で、大柄の男が美来に向かっていく。

二倍以上の体の男が、美来に殴りかかる。


しかし、美来は華麗に交わして逆に小さな体が飛び上がった。

蹴り上げた足が、男の顎をとらえてそのまま倒れていく。


「結局、そういうことしかできないのね。雲吞という組織は」

「無論だ、彼らは普通の世界の人間だ。我らとは違う」

「だから、あなたは……」

「いい加減にしてよね、美来」

そんな美来の前に出てきたのは、中本だ。

冷めた顔で、美来のことを見下ろしていた。



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