016話
なんや!? 妖狐タマヅサ討伐やて?
みたいだな。どこの誰だか知らんが、関東の不手際をよくぞ拭ってくれたと言う事だろう
【十勇士】のノブシゲです。【六文】と共に美濃の反乱に巻き込まれましたが、等で糸を引いていた妖狐タマヅサを討ち取ったと連絡が来た
てことは、あんさんらが打ち取ったんかい
正確には【神子】である彼が・・・いや彼らとサイトウ軍が少数で敵の根城とされた稲葉山城を落としたと言う事だ
確か京に居座っているヨシナカ軍を相手に【六文】【陰陽連】サイトウ軍の連合軍が当たっていたんだよな?
それでは甘いな。それらの勢力のまとめ役として【神子】が担ぎ上げられ、ヨシナカ軍の中核の1つトモエ軍を打ち破ったところで、ヨシナカ軍に康応する形でヨシタツだかタツオキだかが反乱を起こしたと言う訳さ
良くそこまでの情報を得ることが出来ましたな?
なに、そのトモエ軍の後ヨシナカ軍本隊が現れたとこでトヨトミ軍の要請で派遣されていた我々【十勇士】が駆けつけ何とか追い払うことに成功したと言う訳だ
なるほど。その関係で状況を詳しく聞くことが出来たと言う訳だな?
ああ、俺たちも【六文】やサイトウ軍と共に大垣城に籠っていたんだが・・・
ああ゛~それでこっちに大勢【亡霊武者】が来たちゅう訳かいな
ほぅ・・・トウキチそっちは大丈夫だったのか?
こっちも、こっちで連合組んで迎撃したんや・・・
ん? 他に何かあったのか?
そんせいで、一の谷周辺がキヨモリ軍に奪われてしもうたわ
いやそれGWに起きるとされるイベントに関係してるんじゃないのか?
何やて!?
前にトウキチが言ってただろう? 【源平合戦】になぞらえてるんじゃないかって
!? せや! 【一の谷の戦い】や! つまり逆さ落しや!
そうなると大きな戦いが3つ続くと言う事だな
それだけじゃないと思うぞ?
あんさん誰や!
っと悪い【海援隊】のリョウマだ
おおリョウマはんかいな。そんでそれだけやないちゅう理由は何なんや?
一の谷の後の戦いは2つとも船が必要だろうが! 俺んとこでも中型船1隻だぞ?
自分とこの【千成瓢箪】かて中型船3隻やな
【天下不武】は大型1隻、小型4隻だな・・・ああ゛そうか、陸地のギルド何か船持っていないわけか
そう言う事だ。運べる人数にも限るが有るし、各戦いに行ける人数が限られると言う事だ
周辺の大名に借りるかて今は難しいんとちゃうか?
今から造船して間に合うか?
小型船は増やせるやろが、中型以上は無理やろ
だが、小型船でも増やさないことには兵力が足りずに惨敗と言う事も有るだろう?
それやって、まずは京に居座っているヨシナカ軍をどうにかせなならんとちゃうか?
あ~何か美濃が【神子】に譲渡されたみたいだ
はぁ!?
何やて!?
嘘だろ?
本当だって、ドウサン様がシキノ様とユキナさんと話している。疑うなら後でユキナさんに聞いてみろ
プレイヤーが大名になったか・・・
城与えられたんは何人かおるやろが・・・国を譲り受けるやなんて・・・
何か息子の不始末でこの日ノ本の国を混乱させたとかで、今回ヨシナカ軍迎撃や稲葉山城の奪還に活躍したことで一番活躍した【神子】に譲渡されるっていう流れみたいだな。まぁ実際はドウサン様が【神子】の後見となり、ユキナさんとハンベイっていう武将が軍師を務め、【美濃三人衆】が直属の配下に加わるみたいだな。それでまずは国内の平定に注力して、タケダ軍のサナダ、ババの両軍と【六文】と協力して木曽に居るヨシナカ軍をまず叩くみたいなことを話しているな
そうか・・・越後の方もウエスギ軍が戻ったと言う事だからな、ここで向後の憂いを取り除き近江へと進出するつもりだろうな
ならヨシナカ軍はそっちに任せても良いか聞いてや
分かった
さてどうなるか・・・
せやな・・・
お待たせ
どうなった?
ノブタカはん落ち着きや
すまん
基本的に了承を得ることが出来たが・・・
どないしたんや?
ロッカク軍の動きがどうなるかによってはと言っていたな
ああ~確かにロッカク軍がもっと粘ってくれていれば・・・
確か大名が伊賀の国に逃げ多くの犠牲者を出したんやなかったか?
ユキナさんとドウサン様はそれならヨシナカ軍本隊はそのまま伊賀の国を制圧しても良かったんじゃないのかと言っている。そうすればトヨトミ軍は北と東のヨシナカ軍を警戒して、更に西のキヨモリ軍に挟まれる形となり
そう言う事か! 確かに孤立させた方が効率は良い
て~ことはロッカク軍はヨシナカ軍の軍門に降ったちゅうことやな
そうなって来ると戦略が変わって来るな
モウリ軍とこに居る【三本の矢】はどうなっとんのや?
そっちは自分達だけで攻略して見せるとか言って協力を断られた
【海援隊】の方も協力するって言ったら同じ返答だったな
はぁ~大方中部最大ギルドの面子にこだわっとんのやろ? ★★★★(ぴ~~~~~~)の小さいやっちゃな
伏字になってるが・・・あまり汚い言葉使うなよ
得ろうすんませんな。きい付けますわ
兎に角俺たちは船の製造をして、【神子】達の動きによっては再度話し合いで良いか?
了解や
心得た
仕方ないだろう。分かった
こうして不安を抱きつつ話し合いが続くのであった。
たくさんのブックマーク並びに評価してくださった方感謝です。
4月は月曜UP予定、余裕が有ればもう一回ほどUPしたいと思います。
 




