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雨の止む頃に。  作者: 峰 まこと
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裏切りの光景

なんで茅野の家から男が?

俺の頭はフリーズしていて、何も考えられなくなっていた。

「えっと、真昼の友達かな?」

目の前のこいつは茅野のことを下の名前でそう呼んだ。

「おーい真昼ー、お前にお客さんだぞ。」

そう呼ばれると家の奥から急いで茅野が来た。

「しゅ、瞬くん……?」

「お、おう。」

会ったら話そうと思ってたことが山ほどあった気がする。

それなのに今は何から言えばいいのかわからず、頭の中が真っ白だ。

「真昼、髪になんかついてるぞ。」

「や、やめてよ、まことさん。」

茅野の頭に手を伸ばしたこいつの手を茅野は顔を赤らめて払いのける。

俺は何を見せられているんだ?俺の中の困惑という感情が徐々に憤りに変わっていく。

そういうことだったのか。

「じゃあ、ゆっくりしていって。」

そう言ってあいつは家の中に消えていった。

「で、何の……用かな?」

何の?彼女の言葉に我慢の限界が来た。

「お前……今の。」

「あ、今のは……。」

「お前俺と付き合ってんのに他の男と付き合ってたんだな。」

彼女は驚いた表情をするとすぐに黙り込んでしまった。

やっぱりそうか。

「おかしいと思ってたんだよ。茅野さんみたいなきれいな人が俺なんかと付き合ってくれるなんてさ。

そういうことだったんだな。君はずっと俺のこと馬鹿にしてたんだな。」

もうこんなところにいたくない。これ以上惨めな思いはしたくない。

「待って……。」

茅野がやっと口を開いたが、言い訳なんて聞きたくない。

俺は一目散に振り返って走り出した。激しく振っている雨の中を

亜夜さんの言った通り雨は徐々に強くなる。

予報は的中だ

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