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異世界転生したら暴れるしかなくね?  作者: また懲りずに書いておりますがなにか?
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アレは受付嬢ですか?いいえ、ただの変態ですっ!!!

早期更新を心掛けておりますっ!まだまだ頑張っておりますっ!

「ーーおはようございます。ご用件はなんでしょうか?」


冒険者ギルドのカウンターに立つと、容姿の整った受付嬢がマニュアル通りの対応を始める。


「冒険者の登録に来た」


一言そう言うと、受付嬢は笑顔で頷く。


「かしこまりました。ご新規の登録で間違いないですか?新規の登録である場合、冒険者についての説明が必要になりますが?」


「ああ、頼む」


俺がそう応えると、受付嬢は快く説明を始めた。


「冒険者とは、簡単に説明すると何でも屋のようなものです。

依頼の種類は様々あり、家庭教師やペットの捜索のようなものから、犯罪者の取り締まりやモンスターの討伐まで幅広く存在します」


受付嬢は一旦言葉を切り、俺の顔をうかがってから説明を続ける。


「依頼にはクラスと呼ばれる難易度が設定されており、上からX・S・A・Bときて、最下位はFクラスとなっております」


「最初はFクラスから始まるのか?」


「はい。新規の登録ですと誰もがFクラスからのスタートになります。

ですが例外となりますと、昇格テストという試験では一つ上の依頼を引き受ける事が可能です。

その際はこちらで用意する試験官が同行する決まりになっています」


「その昇格テストってのは俺でも直ぐに受けられるものなのか?」


俺のこの質問に、受付嬢は眉毛をかすかに動かす。


「え、ええ。受けることは可能ですが、あまりオススメは出来ません。

仮に昇格テストに失敗してしまいますと、罰金はもちろんのこと、一月の間停職扱いになり、その期間中は全ての依頼を受けられなくなります」


なるほど、新人の冒険者がいきなり失敗すれば、金銭的に厳しくなるから……というのは建前でそれなりにコストがかかる為、頻繁にテストを受けさせられないようにするというのが本音だろう。


「理解した。他に説明することは?」


「その他の説明は、こちらのからお配りする冒険者についての説明書きを参照下さい」


俺は受付嬢から一冊の本を手渡される。


「それでは冒険者の登録に移りますが、よろしいですか?」


俺は頷く。


すると、受付嬢は一枚のなにも書かれていない用紙をカウンターに置いた。


「こちらの用紙に利き腕の掌を軽く押し付けて下さい」


俺が受付嬢の言われた通りに右手を用紙の上に置く。すると、数秒間用紙が白く輝いたかと思うと、文字が浮き出して来た。


「はい。これで冒険者の登録は以上で終了です……って!なんじゃこりゃあぁっ⁉」


登録が完了した用紙を見た受付嬢は、すっとん頓狂な声を挙げたかと思えば、受付嬢としてのキャラを完全に崩壊させていた。


「なっ、なんやのこれっ!絶対素人ちゃうやん!もしかして有名人っ⁉うおおぉぉっ!!あたしってば超〜ついとるがねーっ!お兄さんっサインちょうだいやぁっ!!」


「……お、おう……?」


奇声をあげてカウンターから身を乗り出す変態受付嬢。


多分俺は人生発のドン引きと言う経験をして

いる。


これが本物の変態だと、キャルに教えてやりたいほどだ。


人を見かけで判断するべからず……。


と、ひとまず変態受付嬢はほうって置くとして俺も確認してみる。


冒険者名:イクア


クラス:F


レベル:1/999


称号:調律者


攻撃力:1508000/9999999


防御力:1109600/9999999


魔力値:5302/99999


攻撃系統:無属性魔法


保有スキル:記憶・感知・罠師・魅了・自然治癒



なるほど、普段は自分の力を隠していたんだが、ここでは隠しきれないらしい。


俺が素人であれば確かにこの数値は異常だろう。


俺は以前冒険者だったのではないだろうか?それなら狩場のど真ん中で倒れていたことにも頷ける。


色々と思考を駆け巡らそうとしていると、まだ発狂している変態受付嬢が、


「ふげっ……⁉」


と、女子ならぬ叫び声を挙げて沈黙した。


ん……?


若干気になりつつそちらをうかがうと、変態受付嬢の側にもう一人の受付嬢が立っていた。しかも筋肉隆々の受付嬢。


「済まねえなあっ!相棒が覚醒しちまってよー。悪いやつじゃねえから安心しなっ!」


カウンター越しに俺の肩を陽気にバシバシと叩く筋肉受付嬢。


……本当は男なんじゃないのか?


受付嬢という概念を覆されて、動揺を隠しきれない俺をよそに、筋肉受付嬢は勝手に自己紹介をし始めた。


「アタイはリッツァ!宜しくなっ!こう見えても前は冒険者をしてたんだぜっ!困ったときゃあアタイに声掛けなっ!」


いや、どう見ても受付嬢じゃねえだろ……。


筋肉受付嬢は俺がほうけている事を気に、カウンターに突っ伏している変態受付嬢の首根っこを掴んで持ち上げる。


「んでこいつがシルフィー。強え冒険者に目がねえんだっ!兄ちゃんもこいつに襲われないように気をつけなよっ!はっはっはっ!」


豪快に笑い飛ばす筋肉受付嬢を眺めながら、俺の中で受付嬢の概念を改めて考えさせられたのは言うまでもなかった……。

次回は戦いの予感?バトルは先送りかまだ未定ですが、頑張りますっ!ご愛読まことに感謝致しますっ!

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