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無能力だからと追放されたオッサン、ゲーム知識で全ての敵をねじ伏せる  作者: てるゆーぬ


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エピローグ


その後。


峡谷きょうこくを出て、近くの草原に移動する。


夕刻。


草原の中に立ち並ぶ雑木林ぞうきばやしのそばで、野宿をすることにした。


フラウ、ラミアリスとともに夕食を食べる。


「もきゅ、もきゅきゅ!」


とフラウが肉を食べる。


「そういえば聞いてなかったけど、あんたの奪われたスキルって何だったの?」


とラミアリスが聞いてきた。


測量そくりょうスキルだ」


「測量?」


「簡単にいえば、物差ものさしを使えるスキルだな」


名前は【測量】だった。


しかし実際のところは測量なんて大げさなものではなく。


目盛めもりなどをはかることができる物差しスキル。


まあユニークスキルがもっと成長していれば、本格的な測量能力そくりょうのうりょくになっていたのかもしれないが。


「んー、なんかパッとしないスキルね。使い道あったの、それ?」


「何を言ってる。大工だいくにはめちゃくちゃ重宝できるスキルだぞ!」


俺は大工だったから、測量スキルは良く使っていた。


そういう仕事をしない人間には、便利さがいまいちわからないかもしれないが。


「でもさ、なんだかバカバカしくなるわよね」


「ん」


「物差しスキルがあるかないかで、ルーカーになったり、ならなかったりする……ホントくだらない世界よ」


「……まあ、それについては同感だな」


測量スキルは有用だ。


しかし、それがあるのとないのとで、ここまで扱いが変わるのは異常である。


ゲームの世界観だから、ツッコミを入れてもしょうがないのだろうが。


「ところで……あんたは晴れて復讐を果たせたわけだけど、これからは何をするつもりなの?」


とラミアリスが話題を変えてきた。


その質問に、俺は即答する。


「次は国王を殺す」


するとラミアリスはぽかんとした。


次の瞬間、彼女は叫ぶ。


「ええええええええええええぇぇ!!?」


そして彼女は続けた。


「ここここくこく国王おうおおお!!? それってこの国の王様のこと!?」


「ああ。王様のことだ」


「な、ちょ、それはさすがにまずいでしょ!? 国王を殺すなんて!!?」


「くく。いまさらだろ。とっくに俺たちは領主を殺してる。順当にいけば、次は国王を殺すって話になるだろ」


「いやいやいや、ならないでしょ! 領主と国王じゃ、次元が違うじゃないの!」


ちなみに『国王を殺す』のは、エンドコンテンツをやるために必要な条件だからだ。


国王殺害がフラグの一つになっているのである。


「フラウも、国王殺しに付き合ってくれるよな?」


「ふきゅきゅ!!」


「フラウ……ほんとに理解してんの? テキトーに返事してるんじゃないでしょうね?」


とラミアリスは呆れた様子で言った。


俺は尋ねる。


「ラミアリスはイヤなのか、国王殺こくおうごろしは?」


「えーと、イヤじゃないですって言う人、この世にいるのかしら……」


そう答えつつ、ラミアリスはため息まじりに言った。


「でも、まあ、ここまで来たら付き合うわよ。どうせあんたのことだから、全部上手くいくんでしょ?」


「わかってるじゃないか」


ゲームクリア後のRTA知識も、俺の頭の中に完璧に入っている。


だからこれからの冒険についても、万事、抜かりはない。


「そう。じゃあ反対するつもりはないわ。これからもよろしくね。ロッシュ」


「おう」






俺たちはゲームをクリアした。


しかし本編以上に膨大で、高難易度なエンドコンテンツが、俺たちを待っている。


だから俺たちの旅は、まだまだ終わらない。


これからも、やりごたえのある攻略ライフが、続いていくのであった。





――――エピローグ 完






―――――――――――――――――――――――

あとがき:

本編はこれにて完結となります!

無事に完結まで書くことができて嬉しく思っております!

ご愛読ありがとうございました!!


作者は他にもいろいろな作品を書いておりますので、よろしければそちらもお読みください!


では、またね!







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作者は他にもいくつか作品を書いております!

以下は恋愛ざまぁ系の短編小説です。よろしければこちらもお読みください↓

追放聖女、復讐する

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