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無能力だからと追放されたオッサン、ゲーム知識で全ての敵をねじ伏せる  作者: てるゆーぬ


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第4章82話:新しい武器


「ふう……」


俺はひと息ついた。


ラミアリスも汗をぬぐっている。


アランドールの死亡により、冒険者たちの殲滅せんめつが完了した。


俺たちはアランドールの戦利品を回収する。


「さすがにちょっと疲れたわ」


ラミアリスがそういいながら、樹木に背を預けながら座った。


「同感だな」


ここまで敵を楽々と撃破してきたものの、かなり動き回ったし、集中力も使わされた。


このまま休んでしまいたい気もするが……


「だが、残念ながらまだ終わっていない。あと一人、倒すべき相手が残っている」


「ええっと……"隊長"ってやつ?」


「ああ」


俺はうなずいた。


ルナ、ローレッタ、ザンドールたちのリーダー役―――――隊長。


今回の戦いにおける最終討伐目標である。


「隊長ユーゴー。ルナたちのリーダーだが、その正体は、不屈の英雄といわれた重戦士じゅうせんしだ」


「……英雄」


かつて辺境の都市でモンスターのスタンピードがあった。


そのスタンピードの正門にて、70時間も不眠不休ふみんふきゅうで戦い、魔物の侵攻を妨げたとされる。


圧倒的な守備力と、無尽蔵むじんぞうの体力、決して折れることのない精神力。


名づけられた二つ名は『不屈の英雄』。


ゲームにおいては、どんな攻略ルートを取っても、壁となる強ボスである。


「そんな強そうなヤツが、次の勝負相手になるのね」


「ああ。隊長ユーゴーはマジで強い。現実点では格上の相手だ」


かつて戦った衛兵隊長ヴェルナンのような、格上の存在である。


油断をすれば、ここまで順調に鍛えてきた俺たちの実力でも、あっけなく敗れる可能性がある。


「まず、隊長ユーゴーとは、俺が一人で戦う」


「え?」


「俺はヤツの動きを把握しているからな。あと、お前のゴールドソードは、ユーゴーに通用しない」


「そうなの?」


「ユーゴーは守備主体の重戦士だからな。ゴールドソードの攻撃力では、ユーゴーにダメージを与えられないんだ」


ゴールドソードの攻撃力は高いが、ユーゴーの防御力は極めて堅牢だ。


というか、俺のザファトロスの剣でもあまりダメージが入らない。


「俺が新しい武器を作って、ユーゴーと戦う。ラミアリスは、弓で相手の注意を引いたりするだけで構わない」


「わかったわ」


ラミアリスは了承した。


さっそく新しい武器を製作する。


材料は……


・ザファトロスの剣


・アヴァロンソード


・漆黒の大鎚(ザンドールの戦利品)


である。


この3つの武器を、フラウによって合成してもらう。


そうして出来上がったのが『ギガントロスハンマー』だ。


大きな重量武器であり、扱いが難しいが、攻撃力が極めて高い武器だ。


「ハンマー……」


とラミアリスがギガントロスハンマーを見つめた。


異世界に来て、俺がはじめて使う打撃武器である。


ちなみにザファトロスの剣の必殺技である『グラムバースト』は、そのままギガントロスハンマーに継承されている。


俺はギガントロスハンマーをぶん、ぶんと振り回してみる。


「うん、ちょうどいい重さだ」


ザファトロスの剣よりも遥かに重いが、振り回せないほどではない。


使用感は悪くない。


「じゃあ、いくか。"隊長"戦へ」


そう俺は宣言して、隊長ユーゴーとの決戦の場へと歩き始めた。







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