表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能力だからと追放されたオッサン、ゲーム知識で全ての敵をねじ伏せる  作者: てるゆーぬ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

74/97

第4章74話:それぞれの視点


<追っ手の視点>


ルナ、ザンドール、ローレッタの3人は、ロッシュの痕跡を辿り、コーレの街へと訪れていた。


聞き込みの結果、冒険者ギルドでロッシュが大暴れしたこと――――


その後ロッシュたちが森へと逃げ込んだことを、ルナたちは知ることができた。


「ルーカーのくせに冒険者になりたいだなんて、バカみたいね」


とルナは嘲笑するように告げた。


ザンドールが同意する。


「そうだな。きっと領主を殺すぐらいの実力があれば、冒険者登録してもらえると思ったんだろうぜ。浅はかにも程がある」


ルーカーは冒険者登録をすることはできない。


冒険者ギルドは、戦力になる人材は誰でも歓迎しているが、ルーカーだけは例外だ。


ローレッタが告げる。


「どうやらロッシュが非戦闘員ひせんとういんである受付嬢にも手を挙げたみたいで、冒険者たちが相当怒ってるみたいね。上級冒険者やギルドマスターを中心に、ロッシュの討伐に向かうそうよ」


「ふーん。まあ、いいんじゃねーの? 俺たちの邪魔にならない範囲で、捜索なり討伐なり好きにすれば」


とザンドールがどうでもよさそうに言った。


「そうね。でも一応、冒険者たちと捜索場所そうさくばしょかぶらないように行動しましょう。そのほうがこっちも動きやすいから」


とローレッタが告げる。


ルナとザンドールは賛成した。


そして3人は、ロッシュたちが逃げ込んだという森へと、足を踏み入れるのだった。






<ロッシュの視点>


俺たちは森に隠れる。


草陰くさかげひそんで、敵の登場を待つ。


「……」


今回の戦いは今までと大きく異なる。


というのも敵の出方を細かく予測できないのだ。


俺は、これまでゲームのRTA知識に基づいて、敵のあらゆる動きを予測してきた。


だが今回は、高い精度でソレを実現することは不可能だ。


敵の行動パターンが複数存在するからである。


俺が考えている状況とは、全く異なる展開になる可能性もある。


俺にあるのは―――――


敵がどんなユニークスキルを持っているのか。


そして俺たちが、どんな攻撃をぶつければ有効なのか。


その情報のみである。


(だが、勝利するためには十分な情報だ)


俺の思い描いている通りにいかなくても、必ず勝利は掴み取る。


そう意志を固める。


――――俺はプランを確認する。


(追っ手は、冒険者と同じタイミングで森に入ってくる。しかし冒険者とは別々の行動を取るはずだ)


刺客としてやってくるのはルナ、ザンドール、ローレッタの3人。


こいつらは冒険者とは同行せず、あくまで3人だけで行動する。


すると動きが読みやすい。


1:コーレの街の冒険者が捜索するのは、自分たちが馴染み深い場所からであり。


2:その場所を避ける形で、ルナたちが捜索をおこなう。


以上のことを踏まえれば、ルナたちの行動ルートが予測しやすい。


ルナたちが通るであろうルートで、俺たちが待ち伏せする。


(まずは3人のうち、ルナを真っ先に殺す)


ルナは近接主体きんせつしゅたいであるが、ユニークスキルは魔法であり、物理・魔法の二刀流である。


しかも火力が馬鹿みたいに高い。


気持ちよく暴れさせると厄介なので、最初に叩いておきたいところだ。


ルナを殺すことができれば、姉であるローレッタに大きなショックを与えることができる。


気が動転したローレッタを殺すのは難しくない。


そこまで実現すれば、あとはザンドール1人を始末するだけだ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者は他にもいくつか作品を書いております!

以下は恋愛ざまぁ系の短編小説です。よろしければこちらもお読みください↓

追放聖女、復讐する

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ