表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能力だからと追放されたオッサン、ゲーム知識で全ての敵をねじ伏せる  作者: てるゆーぬ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/97

第4章73話:冒険者ギルド4


「テ、テメエ!!」


「受付嬢は戦士じゃないだろ!? なのに殴るなんて……!」


と冒険者たちが抗議してくる。


俺は言い返す。


「うるせえ!! じゃあ聞くがよ、ルーカー相手なら気軽にボコっていいのかよ!? お前らがいつもやってることだろうが!」


すると冒険者たちが反論してきた。


「ル、ルーカーを殴るのは別にいいだろ!?」


「常識でしょうがそんなのは!」


「バカなのかテメエは!?」


口々に言ってくる冒険者たち。


俺はつぶやいた。


「そうか。常識か」


クソみたいな常識だ。


しかし、常識だというならしょうがない。


この世界のルーカーに対する認識は、そんなもんだ。


理不尽に激怒してもしょうがない。


だが今は、激怒を演じる時間だ。


俺は盛大にぶちぎれる。


「ふざけんじゃねえええぇえ!!!」


俺は近くにいた男冒険者に掴みかかった。


俺はその冒険者を、殴りまくる。


「なんでルーカーってだけで!」


「がっ!?」


「こんな目に!」


「ぐあっ!?」


「遭わきゃいけねえんだよォ!!!」


「がはあぁっ!!!?」


さもルーカ―が理不尽を嘆いているような言葉だが……


もちろん全て演技である。


あらかた暴れまわってから、俺は言った。


「ちっ……胸クソ悪い冒険者ギルドだぜ。おいラミアリス」


「な、なに?」


「帰るぞ。こんなクソみたいなところに長居はしたくねえ」


「う、うん」


ラミアリスはおずおずとうなずく演技をした。


そうして俺たちは、冒険者ギルドをずかずかと立ち去っていくのだった。





冒険者ギルドを出て、そのまま街を出る。


近くの森に逃げ込んだ。


「ふう……」


と俺はひと息ついた。


「良い感じで大暴れできたな」


「アレが全部演技だなんて……あんた、いろいろすごいわね」


「そうか? つーか、お前もきちんと演技できてただろ」


「そうかしら?」


「そうだぞ。おかげで、本気で暴れるルーカーの姿を、より印象づけられたはずだ」


俺は一拍置いてから、さらに続けた。


「あとは森に隠れていれば、俺たちを捜索するために追っ手どもがやってくる。そこを返り討ちにする」


「……冒険者たちも追ってくるんじゃないの?」


「だろうな。たぶんギルマスが、俺たちを討伐するために動き出すだろう」


「ギルマスって……」


ラミアリスが顔をひきつらせる。


さすがにギルドマスターと戦うことになったら厳しいと思ったのだろう。


「ギルマスも含めて、今の俺たちならば倒せるさ」


と俺は笑うのだった。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者は他にもいくつか作品を書いております!

以下は恋愛ざまぁ系の短編小説です。よろしければこちらもお読みください↓

追放聖女、復讐する

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ