第4章72話:冒険者ギルド3
静まり返った冒険者ギルド。
俺は叫びながら言った。
「オラァッ!! 呆けてんじゃねえぞ!!」
そして近くにいた女の顔面を殴り飛ばした。
「がっ!!?」
女が昏倒する。
すると横にいた男が、激怒した。
「て、テメエ!! 俺のパーティーメンバーに何しやがる!!?」
「うるせえぞ!!」
俺は怒鳴りながら男を殴りつけた。
男がひっくり返る。
そこに馬乗りになって、さらに殴って、殴って、殴りまくる。
周囲がざわついた。
「おい。やべえぞ、このルーカー!!」
「取り押さえろ!!」
冒険者のうち2人が俺に掴みかかってくる。
俺は羽交い絞めにされて立ち上がらされる。
しかし俺は、右腕の肘鉄で冒険者の一人を殴りつけた。
「離せやゴラァッ!!」
「うがっ!?」
そしてもう一人もぶっ飛ばす。
すると別の冒険者がナイフを持って斬りかかってきたが、俺はそのナイフを的確に回避する。
「なっ……!?」
そして俺は殴り返した。
俺の拳がナイフ使いのアゴにクリーンヒットして、気絶させる。
周囲がまたざわついた。
「ば、馬鹿な……!?」
「このルーカー、なんでこんなに強いんだ!?」
「本当にルーカーなのか!?」
驚いて愕然としている冒険者たち。
そんな彼らに、俺は激怒しながら叫ぶ。
「ルーカーだからって、俺らのこと舐め腐りやがって! お前らは許さねえ!! 何もかもぶっ壊してやる!!!」
俺はバーサーカーのごとく、暴れ始める。
依頼書などが貼ってある掲示板があった。
それを殴りつけて真っ二つに破壊する。
「ダメよロッシュ!! 暴れたら全部台無しになっちゃう!」
とラミアリスが必死な感じで訴えてきた。
「うるせえ!! こんなクソみたいな冒険者ギルドは、ぶっ潰してやるんだよォ!!」
と俺は言い返す。
もちろん俺もラミアリスも演技である。
俺も実際にキレているわけではないし、ラミアリスも必死に叫んでいるわけではない。
「俺らを迫害しやがって、このクズどもが!! 皆殺しだ! 死ね!」
俺は真っ二つにした依頼掲示板の板を、受付嬢のいるカウンターに叩きつけた。
さらに掲示板の板はぶっ壊れて、周囲に木くずが散乱する。
受付嬢たちから悲鳴が上がった。
俺は逃げようとした受付嬢の肩を掴み、振り向かせ、顔面を殴り飛ばす。
「ぎゃっ!?」
受付嬢がぶっ飛んで壁に激突した。
――――受付嬢は非戦闘員だ。
そんな彼女たちに手をあげることで、俺の見境のない暴力性をアピールする。




